謎のスピーカーを鳴らしてみよう!!

俺様の尽きない欲求とは?

前回、ハンドメイドでスピーカーユニット(キット)を作り、更にそのスピーカーユニットを生かすために「マルチフレアー構造」のスピーカーを作った俺様。

結果として、俺様の予想をはるかに超えて大成功だったが、ここでもう一つ欲が出てきた。

それは、このエンクロージャを使って、手持ちの謎のスピーカーを鳴らしてみたいということだったりする。

その謎のスピーカーとは、一体どういうスピーカーなのか?

謎のスピーカーの正体

そのスピーカーとは、フォスター電機の「FF-70EG」という型番のスピーカーであり、コイズミ無線とかで売られていたりする。

以前、何とはなしに購入したものの、放置プレイ状態(^^;)になっていたかわいそうなスピーカー。

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通常の市販品ではなく、OEM用か?

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防磁型であり、かなりしっかりした造り。

お値段は1,200円/個であり、かなり安価ではあるがあの江川先生に太鼓判をもらったという代物らしい(^^;)。

気になるスペックは以下のとおり。比較のため「大人の科学」シリーズのスピーカーユニットと、FE83Eのスペックも載せておく。

項目名FF-70EG大人の科学
スピーカー
FE83E
インピーダンス
最低共振周波数135Hz150Hz140Hz
再生周波数帯域fo~20kHzfo~30kHzfo~30kHz
出力音圧レベル83.5dB85db/W(1m)88db/W(1m)
定格入力5W6W7W
振動系重量(mo)不明1.5g1.38g
Qo不明0.740.78
実効振動半径不明28mm30mm
マグネット重量不明74g140g
総重量0.275kg0.23kg0.36kg
バッフル穴径65mm65mm71mm

moとかQoとかが不明だが、「大人の科学」シリーズのスピーカーユニットとほぼ同一のスペックと思われる。

サイズが「大人の科学」シリーズのスピーカーユニットと全く同一であり、最初から防磁型なのが俺様的にはポイントが高いかも。

造りもかなりしっかりしており、いい音が出そう。

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右が手作りスピーカー。サイズが同一。

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左が手作りスピーカー。マグネットサイズはちと違う。

交換の前に

それでは、早速交換...という前に、一つだけやっておきたいことがある。

それは、フレームの着色。「FF-70EG」はフレームが鉄板プレスであり、そのままでは全然美しくないのでフレームを着色してやることにした。

ということで、水性の黒いペンキをちょこちょことフレームに重ね塗りしてやるだけで、美しいルックスのスピーカーの出来上がり。

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高性能シリコンアクリル樹脂塗料という長ったらしい名前。

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ブラック一色の、かっこいいスピーカーの完成。

試聴と意外な事実

スピーカーの交換はあっけなく完了。

やはり、こういうシチュエーションでは鬼目ナット&ボルトは取り外しが楽ちんかも。普通の木ネジだったらもっと手こずるはず。

それでは、試聴開始...非常に聞きやすい音が出てきた。

「大人の科学」シリーズのスピーカーユニットと比べると、重心がぐっと低域寄りになっている。

再生帯域が20kHzまでということもあるのか、高域はマイルドな感じ。

ボリュームを上げると芯のある低音をビシバシと聞かせてくれるが、あまり上げすぎると危険なので注意。

で、しばらく聞いていたが、「FF-70EG」の方がなんとなく疲れないので、当面はこちらを使ってみることにした。

「大人の科学」シリーズのスピーカーユニットは、また別のエンクロージャで鳴らしてやろうかと思う。

ということで、謎のスピーカー扱いから一躍主役に抜擢された「FF-70EG」さん、これからも俺様の心を癒してくれい!!と思った俺様でしたとさ。

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非常にすっきりと収まった「FF-70EG」。

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まるで市販品のような素晴らしい出来上がり(^^;)。