小さなマトリックス・スピーカーの製作記事
MX-15とは?
俺様が長岡鉄男先生の設計に基づき色々と作ってきたスピーカーの中で、割りと印象に残っているスピーカーの一つが、マトリックス・スピーカーであるMX-15というやつ。
現在も俺様宅の台所でほぼ毎日稼動しているが、とにかく小さくて可愛いスピーカーだったりする。
- 一体型で、スピーカーを3本使用する(いわゆる後期型のマトリックス・スピーカー)
- MX-14(FE103使用)のミニチュア版
- スピーカーユニットは、FE87かFE83を使用するが、AV用であればFE87を使用する
- 視聴の結果、長岡鉄男先生が「AV・サラウンドスピーカーの決定版!」とのお墨付きを出している(^^;)
が、残念ながらstereo誌91年9月号に製作記事が掲載されたきりで、その後全く図面集とかには掲載されていないっぽい、俺様的には幻のスピーカー。
これではMX-15があまりにもかわいそうなので、製作記事を一部掲載することにした。もし興味があればどんぞ。
設計と製作&測定と視聴
製作に必要なのは、以下のとおり。
- 使用ユニット → フォステクス FE87×3
- 板材 → 12mm厚合板 900mm×900mm×1枚
- その他 → 水中ボンド
製作自体は非常に簡単であり、結線にさえ気を付ければ楽勝かも。
板取りと組立ての手順、結線図
組立ては、番号の順に行なうだけ。10番の板の両サイドのすき間は水中ボンドで埋めること。
吸音材はグラスウールを底面に少々(底面の60%~70%をカバーする程度)入れるだけ、もしくは入れなくても大丈夫っぽい。
完成図
下の画像が完成したMX-15。お好みに合わせて塗装をするも良し、シートを張り込んでも良し。
サイズからは全く想像できない、3次元音場の実現が可能となる。ただしソフト次第だけど(^^;)。
ということで、是非とも挑戦よろしく。