DVDプレイヤーを修理してみよう!!

電源投入と沈黙

現在お茶の間で使用しているDVDプレイヤーは、SONYのDVP-NS575Pというやつ。なんか「プログレッシブ/インターレース切り替え機能」に不具合があり、無償修理してくれていたようだが気にしない(^^;)。そもそもプログレッシブは使わないしぃ。

で、話はそのSONYのやつではなくて2階の寝室で使っているDVDプレイヤーのこと。NextWave製の「Win3023DH」という代物。リンク先にも書かれているが、日本語表示が面白いっす。

とある日、いつものようにDVDプレイヤーのパワースイッチをポチッと押したが...が、電源が入らない。どうした?

何度やっても電源が入らない。故障か...

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突然電源が入らなくなってしまった2階寝室用DVDプレイヤー。買ってからあまり年数も経ってないのに...機能はかなりてんこ盛りで気に入っているけど。

原因究明

で、早速分解。

下の画像が内部の全景。左側が電源ユニット基板、真ん中が読み取り部、右側が制御基板。まじでコンパクトですな。

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ものすごーくシンプルな内部。特に制御基板がコンパクトだったりする。

下の画像が電源ユニット基板を拡大したところ。ぱっと見であやしいところを発見。

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電源ユニット基板の拡大画像。右半分にある丸い部品に注目すべし。

ケミコンの不具合

んー、電解コンデンサが膨張しているんですけど。画像が少しボケていて申し訳ないっす。安物の電解コンデンサを使っていると、熱であっという間にいかれてしまい、電源ユニットが機能しなくなってしまう。少し前(かなり前?)に台湾製のマザーボードで同様の不具合が多発していたっけ。

電源ユニット基板を取り外し、全ての電解コンデンサを点検。これは全て交換が必要だろう。予防のためにも。

しかし、もし電解コンデンサの不具合が原因でなかったらどうする?...ま、駄目もとでやってみっか。

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ピンぼけで申し訳ないが、電解コンデンサの上の「+」の部分が膨張しているのが見える?

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こうなりゃ、全ての電解コンデンサを交換しちまえ!

交換開始

で、休日に埼玉パーツセンターに行き、同スペックの身元がしっかりしている(^^;)電解コンデンサを購入。一応高さとか胴回りとかも合わせておかないと、あとで悲惨なことになる。多分。

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埼玉パーツセンターで調達した電解コンデンサ。

オリジナルの電解コンデンサを取り外し、新しいやつに交換しまくる。

下の画像が交換後の電源ユニット基板。オリジナルの電解コンデンサはとっとと廃棄処分。

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いわゆる低ESR品ではなくごく普通の電解コンデンサ。本当はここいらへんにも金をかけるのがマニア。

さくっと完了したようにも見えるが実は結構手間取ったりした。コンデンサは事前にサイズを確認してから買うこと(^^;)。

結果として

電解コンデンサ交換後の電源ユニットを元に戻し、試しに電源オン...動いた(^^)。

ま、故障の原因が電源周り→電解コンデンサの不良と決め付けてやったけど、結果オーライということで(^^;)。

ところで、電源ユニット部分の電解コンデンサその他の部品を交換する場合感電の危険性があるので注意して作業を行なうこと。無理やり放電させる(これも危険)とか、自然に放電するのを待つとかしてから。