BOSE QC2のイヤパッドを交換してみよう!!
無常なる月日の流れ
3月に北米出張があり、いつものように機内で使うべくノイズキャンセリングヘッドフォンであるBOSE QC2のケースを鞄に突っ込んで出発した俺様。
俺様的には片道10時間以上のフライトに不可欠のアイテムとなっているが、離陸してからさあ使うべぇかとケースを開けたところ、異変が。
...イヤパッドが劣化してしまったようで、デロデロに溶けている...まずい、かなりまずいぞこりゃ。
ま、使えるには使えるので、そのまま機内で使って目的地に到着しホテルにチェックインしてからじっくりと観察してみる...マジでイヤパッドが劣化している...しくしく。
左右のイヤパッドはおろか、いわゆるヘッドバンドの表面まで劣化がありありで、溶けたウレタン片がケースのあちこちに散らばっている。
普通イヤパッドの素材としてはポリウレタンっちゅうかウレタンゴムが使われていることが多いのだが、このウレタンゴムはご存じのように加水分解による劣化がお約束となっている。
耳当たりは悪くないのだが、経年劣化するのはどうにもいただけないかも。
ところでウレタンゴムはスピーカーのエッジとかにも使われていて、以前ぼろぼろになったスピーカーエッジの貼り替えに挑戦したこともある。
さすがにイヤパッドの貼り替えはできないので、新しいイヤパッドに交換すべく捜索を開始だ!
反デフレっぽい現実
ということで、まずはBOSEのサイトにアクセスし、交換用のイヤパッドを探してみる...あっさりと見付かった。
...高い...かなり高いんですが(^^;)...ケーブルとかプラグアダプタとか、ましてやケースより高いってどういうことだ?
かなり頭に来たんで、米国のBOSEのサイトに飛んでお値段を確認してみたら...やっぱり高い...ぼったくりもいいところだ!
たかがイヤパッドにこれだけの金を掛けるのはすげー勿体無い気がしたので、諦めてこのまま使い続けようかと一瞬考えたりもしたが、それもいや~んなので、最後の手段として互換品を捜索することに。
お約束でこういうやつは類似品というか互換品が出ているはず...ということでこんどはeBayで検索してみたら...ビンゴだよ、半値くらいで互換品がうじゃうじゃと出品されている。
で、最終的に数ある出品アイテムの中から送料込みでUS$19.99というやつを落札。
余談だが、eBayの場合本体価格が異常に安くても、送料が目の玉が飛び出るような価格設定になっているやつが多数出品されている...よって、本体価格+送料が一番安い順でソートしてチェックするのが吉。
ところで、今回イヤパッドを購入したのはHeadphonequeという業者だが、BOSEのみならずAKGとかテクニカとか色々なヘッドフォン用のスペアパーツというかイヤパッドを取り扱っているっぽいので、興味があれば是非。
イヤパッド交換
数日が経過し、俺様宅に到着したイヤパッド。
普通の国際郵便で送られてきたけど、別に壊れ物でもないし送料が安いのはいいことだ。
早速開封してみると、内容物はイヤパッド2個と、ダイヤフラム保護用シートが2枚。
それでは、いよいよ交換開始。
まずは古いイヤパッドをQC2から取り外す...イヤパッドは周辺にプラスチックの爪があり、本体に引っ掛けて固定されているので少々力を加えながら爪を外していく。
次にダイヤフラム保護用のシートを引っぺがす...このシートの周辺にあるウレタンもボロボロであり、両面テープで固定されているのでその両面テープもしっかりと除去すること。
保護用シートを貼り替えたら最後に新しいイヤパッドを取り付ける。
取り外したときの逆で、爪を本体の周辺に食い込ませながら取付けていく...微妙に噛み合わせが悪い個所があるっぽいけど、気にしない気にしない(^^;)。
ということで、割と簡単にイヤパッドの交換が完了。
新しいイヤパッドはオリジナルに比べて少々硬さがあるような気がするが、使っているうちにまた馴染んでくるかも。
勿論試聴した結果はオリジナルと全く変わらない...ヘッドバンドも交換したかったけど我慢。
また将来交換する羽目になることは容易に予想されるけど、純正のイヤパッドが高い!とお嘆きのあなた...そう、あなたですよ!是非とも互換品を試しておくんなはれ(^^;)。