ノイズが(ほとんど)ない幸せ

機内にて

6月の北米出張の際、機内で読んでいた冊子の中に興味をそそる広告が。

それは、ボーズのノイズキャンセリングヘッドホンの広告。

北米出張の場合、飛行機に延々と乗り続けなければならないけど、飛行時のノイズは避けようもない。1時間とか2時間だったらまだしも、12時間近く=半日近くも機内にいると流石に疲れる。しかもノイズというより低周波なのでボディブローのように効いてくる

ようするに、騒音の中に長時間さらされていると疲労するということ。

...いや、別に...エコノミーだから余計疲れるというわけでは...決して(^^;)。

話を戻して、ノイズキャンセリングヘッドホンというのは、そういったノイズをマイクで拾って逆の位相の信号を発生させ、ノイズを打ち消しすることにより、結果的にノイズを低減させるという機能を持つヘッドホンのことだったりする。

で、ボーズお得意の自信満々の広告を読んでいると、「...いいかも」と密かに考えている自分がいたりする(^^;)。まぁ、別に飛行機の中だけではなく、電車での移動や家庭内でも活用できるべぇかと。

んでもって

帰国してから早速情報収集。ノイズキャンセリングヘッドホンは、ボーズだけではなくパナソニックとかソニーとかクリエイティブとか有名どころはみんな作っているようで。但しお値段はピンキリ、性能もピンキリ。

しかし評価としてはやはりボーズのやつが高い。現行機種の「QuietComfort2」の値段はかなり高額(税込み41,790円)だけど、値段に見合った効き目があるだろうと思い込んで...注文ボタンをポチッとクリック(^^;)。ええ、家族の了解なんて当然得てないんですけど(^^;)。

実は、おまけのギフトラッピング(袋)に惹かれたということもあり(^^;)。

注文してから2週間経過し、忘れた頃に到着。左側が格納用のケース。サイズは縦22cm×横19cm×奥行き5cmでかなりコンパクト。右側は内容物の一式。

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この画像では縞模様があるように見えてしまうけど、実物は全く普通のケース。ご安心を。

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コンパクトに収納されたQC2。

左側が取り出した状態。右側がR側のクローズアップ。BOSEのロゴの上にあるのが電源スイッチ、下にある丸いへこみがマイクロフォン。当然左右に配置されている。

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お馴染みのBOSEのロゴ。

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電源スイッチとマイクロフォン。このマイクロフォンが外部の音を拾って逆相の音を発生させ、打ち消しする。

左側が同じくR側を逆アングルでクローズアップしたもの。電源は単4のアルカリ電池を1本使用。前のモデルは単3電池を2本使用というやつだったらしい。右側はL側であって、感度を選択するスイッチ。

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電池は単4電池を1本使用。前モデルより省電力になっているようで。

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感度選択スイッチ。LOは飛行機の機内で使うときに、HIは普通のオーディオ信号を入力して使うときに選択。

感度選択スイッチ部分を格納した状態。

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しっかりと押し込んで格納すること。

使用感

  • 前提条件として、電源が入っていない状態では、音を入力してもヘッドホンとして利用できない。あくまでノイズキャンセリング効果が最初にありきということで
  • 電池の持ちは公称30時間程度ということ。充電池でも使えるようだが試していない。電圧が違うので正常に動作するかどうかは不明だが、いずれ試してみる予定
  • デビューということで、JR埼京線与野本町駅から中央線四谷駅までの小旅行に利用してみることに
  • 与野本町駅のホームで試しにスイッチオン。...すごい...すーっと外部のノイズがひいていく。与野本町駅のホームは、東北(上越)新幹線の線路が隣接しているので時たま物凄い音で新幹線が通過していくが、全然気にならない
  • かといって、完全に無音になるわけではなく、近くの人の話し声とかはしっかり聞こえる
  • 空いている席に座り、程なくして爆睡(^^;)
  • 普通なら、戸田公園あたりで一旦目が醒めてしまうのだが、なんと池袋までそのまま爆睡(^^;)。これは一体どういうことだろうか。やはり、普通なら疲れて逆に途中で目が醒めるということか?
  • 帰りも同じく、しっかりと寝ちまった(^^;)。ノイズキャンセリングの効果は予想以上。音質はボーズらしい骨太の輪郭がはっきりした音。好き嫌いがあるようだけど個人的には気に入っている。よしよし

結論

...マジでいいっすよ、これ。お値段に見合う性能だと激しく思う。今月北米の出張があるんで有効活用する予定。

と思っていたら、後継機種が登場するようで...しくしく。でもいーんだ。使い倒してやるぅ!!

補足

  • 8月6日から16日まで北米への出張があったので、早速使用してみた
  • ノースウェスト(デルタ)の成田~デトロイト間往復。6,397マイル×2=12,794マイル→合計20,470Kmの長旅。片道ほぼ12時間...
  • そのほとんどで、ヘッドホンを装着しながら過ごした
  • バッテリーの持ちはほぼカタログ通り(30時間程度)。購入時に付いていたアルカリ電池が最後まで持った。最後の6時間くらいは電圧低下の警告(パワーLEDの点滅)が続いたけど電池切れはなし
  • やはり、飛行機の中での使用感は抜群。周囲の雑音を気にせず、低音量でも音楽や映画に集中できる。完全に雑音を排除できるわけではないが、ヘッドホンを装着しながらフライトアテンダントさんの「チキンオアビーフ」の発音もそれなりに聞き取れる(^^;)
  • 感度選択スイッチは、「Lo」=低感度を選択した。これは、飛行機のオーディオシステムの音量がデフォルトで相当大きいことが原因
  • 長時間装着してもそうは疲れないが、眼鏡を掛けながらヘッドホンを装着し続けると、耳が痛くなるのは密閉型のデフォルト
  • ま、快適に過ごせました。「ミッションインポシブルIII」とか「アイスエイジII」とか観たもんね(^^;)