LXA-OT1を改造してみよう!!

デジアン定番の改造とは?

とある事情でゲットした雑誌のおまけのデジアン、LXA-OT1だが、ゲットした当初からオペアンプや電解コンデンサが交換されていたりといった、改造済みの状態だった。

しかし、まだまだ改造のネタはあるっぽい...ということで、今回は更に徹底していじってみることに。

具体的には、出力段のLPFの部品を交換ということになる。普通、デジアンには必ずLPFが必要だし直接音質に関与する回路でもあり、少々上等な部品を使ってやればさらなる音質向上が見込めるかも。

ここで参考にしたのは、西川先生の記事...後半の「LPFのパーツを交換」のネタをそのまま(^^;)。

購入した部品は以下のとおり。

  • 東光株式会社 デジタルアンプ用固定インダクタ 11RHBP×4
  • コンデンサ 330pF×2
  • コンデンサ 0.47uF×2
  • コンデンサ 0.1uF×4

インダクタはRSオンラインから、コンデンサは共立エレショップから購入。

届いた部品は高級感があり、見ただけでいい音を出してくれそうな雰囲気がある。

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届いたインダクタとコンデンサ。

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中華製のインダクタ。注文は5個単位なんで1個余った。

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インダクタ...かなりごつい感じ。

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WIMAコンデンサ。高音質コンデンサの定番?

改造開始

それでは、改造に着手。

まずはオリジナルのインダクタとコンデンサを除去する...インダクタはL1からL4まで、コンデンサは330pF(C57とC65)、0.47uF(C58とC69)、0.1uF(C63とC64、C67とC68)を一気に。

0.47uF以外のコンデンサはいわゆるチップコンデンサなのだが、あまりもたもたしていると基板のパターンを剥がす羽目になってしまうので気を付けること → 経験者は語る(^^;)。

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やっと部品を除去した状態。

オリジナルのインダクタは、今回購入したものと比べるとやはり貧弱な感じ...コイルという意味では同じだが。

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除去したオリジナルのインダクタとコンデンサ。

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高さが全然違う...重厚感も

あとは新しいインダクタとコンデンサを半田付けするだけだが、ここで注意することは、元記事にもあるがインダクタの前にコンデンサを取付けするということ...先にインダクタを取付けすると、C57とC65が取付けられなくなること必至。

あとチップコンデンサの代わりに普通のコンデンサを取付けするのはかなり厄介かも。

で、やっとの思いで取付けたインダクタとコンデンサ...パッと見は非常に格好良い感じ。

ついでに出力段のカップリングコンデンサもレイアウトをちょっと変更してみた。

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ぐっと高級感が出てきたっぽい。

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別アングルから。よく見るとアラが目立つ(^^;)。

が、ここで問題が発生...最後にレイアウトを変更した出力段のカップリングコンデンサだが、思いっ切り電源スイッチ兼ボリュームと干渉している...(^^;)。

しょうがないので電源スイッチ側のコンデンサを基板の裏面に移動してやった...足の高さギリギリで納まったのでセーフ。

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電源スイッチ側のコンデンサを移動。

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何とか問題なく使えるっぽい。

試聴に挑戦

ということで、一応改造が終了したので試聴。

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部品総とっかえ状態?のLXA-OT1改。

いつものようにノートパソコンからUSB経由でLXA-OT1に接続し、電源スイッチを入れる...煙は出ないので大丈夫かも。

次にMP3ファイルを再生し、ボリュームを上げる...ちゃんと音が出た!

なんちゅうか、低音の出方がかなり違うかも...くっきりとした低音、澄んだ高音...ここまで変わるとはびっくり

今回の改造はそれなりにコストも掛かったが、効果は絶大!半田付けがかなり手こずるかも知れないけど、挑戦する価値はあるので是非とも、ということで。