ちりとり鍋
相も変わらず暑い...マジで熱帯になっちまったか>日本...エアコン無しでは「絶対に」夜も過ごせないし、昼に出張でもしようものなら汗だくで大変。
...この頃夏バテっぽい感じがするのでスタミナのつくものでも食べようとあれこれ考えた結果、やっぱり鍋(^^;)という結論に到達。
しかし再びちゃんこでは芸もないし、何か面白い鍋はないかな~とネットを捜索してみたら、ちりとり鍋という鍋を発見。
- ちりとりの形に似た底の浅い四角い鍋を使うことが名の由来
- 大阪に住む韓国人が、日本のすき焼きに満足できず、生みだした料理
- 牛赤身とホルモン、山盛りの野菜を一緒に煮て食べる
...そういえば、俺様宅にもちりとり鍋があった(^^;)...大昔に買ったのだが全然使わずに死蔵していたのが。
ま、俺様が買ったのはちりとり鍋ではなく鍛冶屋鍋だけど、結局同じ同じ...ついでなんで、鍋だけではなく牛テールスープも作ってみることに。
では、食材の調達から...食材はこんな感じ。
- 牛テール
- 葱、生姜、ニンニク、日本酒、塩 → ここまでは牛テールスープ
- 牛シロコロ、牛マルチョウ
- 玉葱、キャベツ、もやし、ニラ
- 味噌ダレの材料 → 味噌、醤油、酒、砂糖、りんごジュース、ニンニク、コチュジャン、すりゴマ
最初に牛テールスープから...まずは牛テールを水から煮る...途中でアクがわんさかと出てくるので、丁寧に取ってやる。

豪州産の牛テール。解凍にはかなり時間が掛かる。

とにかくアクが出まくる。きっちりと除去すべし。
中まで火が通ったら、一旦茹で汁を捨てて、再度水から煮る。
この時に葱の青い部分、生姜、ニンニクを一緒に投入し、ついでに日本酒を...一旦沸騰したら味付けは塩だけで。
あとはコトコト弱火で煮てやると美味しいテールスープの出来上がり。

もう美味そうな肉の塊となっている。

最後の仕上げで香味野菜をどっさりと投入。
さて、お次はいよいよメインのちりとり鍋...作り方に難しいところは何もなく、肉の下拵えさえきちんとやっておけば楽勝と言えよう。
牛シロコロと牛マルチョウは、予め軽く茹でておくことにする...きちんと火を通しておいた方が良いでしょ、やっぱ。
牛テールと同様に、水から煮るとこれまたアクが出まくるので丁寧に取ってやる。

こちらは牛シロコロ。かなり安い。

こちらは牛マルチョウ。このまま焼いても美味いんだが。

こういうのは水から煮るのが良いらしい?

マジでアクが出まくり...かなりびっくりだ。
茹でたホルモンをザルにあげると、かなり体積が小さくなっているのにびっくり...更にびっくりしたのはホルモンの油が物凄く、流しの下水が詰まりそうだ...こんなのを毎日食っていたら、確実に血管が詰まること請け合い(^^;)。

茹であがったホルモン。ぷりぷりしていい感じ。
次はホルモンを漬け込む味噌ダレを作る...分量は適当だが、何となくニンニクとコチュジャンを増やして辛目に作る方が良いかも。
最後に出来上がった味噌ダレをホルモンにまぶして準備完了
あと、その他の具材、キャベツや玉葱とかは適当にざく切りで。

特製味噌ダレの調合中。腕の見せ所?

味噌ダレをまぶしてしばらく放置しておく。
それでは、いよいよちりとり鍋の作成にチャレンジ。
鍋に薄く油を塗り、玉葱、キャベツ、モヤシ、ニラの順番に積んでいく...山を造るように。

まずは玉葱を最初に設置。

次にキャベツを乗せる。

その次はモヤシを散りばめる。

最後にニラを乗っける...崩れないように。
この状態で、さっき作った牛テールスープを山が崩れないように脇から注いでやり、ガスの火を点ける。
オリジナルは鶏ガラスープのようだが、牛ホルモンだったら牛テールスープの方が相性が良いのは確実かも。

見事な野菜の山であり、崩すのが勿体無いかも。

さっき作った牛テールスープが味の秘訣。

準備完了であり、ガスの点火をする。
火を点けたら、野菜の周辺にホルモンをぐるりと設置してそのまま煮る...ホルモンは予め火を通しているので、温まるくらいでもう食べることができる。

ホルモン設置直後...待ち遠しい!
あとはもう野菜が煮えたらどんどんと食べていく...ビールとの相性は最高!
...ホルモンは焼肉よりこういう鍋の方が美味しく食べられるかも~。
締めはラーメンとかの麺類が良いとのことだが、既にホルモンと野菜だけでお腹一杯(^^;)。

もう少しで野菜が煮える...もうビールは飲んでいる(^^;)。

箸が止まらない(^^;)...こりゃ困った。
ということで、確実に夏バテが吹っ飛ぶ感じがするこのちりとり鍋だが、夏場でエアコンを効かせた状態でもかなり部屋の温度が上昇するので奥様には不評だった(^^;)。
でも、暑いときに熱いものを食べるのは最高なんで、懲りずに再度挑戦したいと思った俺様でしたとさ。