ProLiant ML115のCPU交換(その2)

CPUをデュアルコアにパワーアップし、その快適さを堪能していた俺様だったが、人間の欲望は際限なく増大するものだったりする。

...要するに、4ヶ月足らずでもっと高性能なCPUを試してみたくなった俺様がそこにいた(^^;)。

ML115のG1さんのパワーアップのためのバイブルである「hp鯖-ProLiant-ML115(格安Server) 」によると、標準搭載のCPU(Athlon64 3500+(2.2GHz,512KB L2,62W,90nmプロセス,Orleansコア,Rev.F2))以外の動作報告としては、

  • Athlon64X2、AthlonBEの動作報告あり
  • Athlon64X2 BlackEdition (倍率ロック解除モデル)のBIOS上での倍率設定可

とかがあるが、既にデュアルコアに換装済みでありシングルコアには戻れないので、更に高性能なCPUといえば、クロック数が高いだけではなく、低消費電力がマストでしょという結論に。

ということで、色々と検討した結果、BrisbaneコアでTDPが最大45W、かつ最高クロックである「5050e: 2600 MHz」を狙ってみることにした。

ちなみに、「5050e: 2600 MHz」のスペックは以下のとおり。

  • リビジョン: BH-G2
  • 製造プロセスルール: 65 nm SOI
  • L1キャッシュ: 各コア 64 + 64 KB
  • L2キャッシュ: 各コア 512 KB
  • Extended 3DNow!, SSE3, AMD64, Cool’n’Quiet, NX Bit, AMD Virtualization
  • 対応ソケット: Socket AM2
  • HyperTransport: 1000 MHz
  • コア電圧: 1.15 V – 1.20 V
  • ダイサイズ: 118 mm2
  • TDP: 最大45W

早速オークションで捜索してみると、リリースから半年近くしか経っていないせいかも知れないが、あまり値段が下がっていない...最上位モデルということもあり、やっぱり人気があるのか?

結局、使用時間が短いという触れ込みのBOXを7,050円でゲットした。

で、早速到着したBOX。中々格好が良いデザインかも。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_01.jpg

やっとこさ到着した5050e。青と水色のコントラストが映える。

外観は...至って普通のAthlonのCPUだった(当たり前)。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_02.jpg

ようやっとその姿を現した5050e。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_03.jpg

いかにも速そうな外観だ...って分かんねーよ。

早速換装...の前に、現状のパフォーマンスを測定しておく必要がある。

まずはWCPUIDから。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_04.jpg

きちんとデュアルコアしている(当たり前)。

お次は定番?のHDBENCH

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_05.jpg

ALLが78000台というのは、実は俺様宅で最速だったりする。

ついでにHDBENCHのテキストも。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor 2200.01MHz[AuthenticAMD family F model B step 2]
Processor 2199.96MHz[AuthenticAMD family F model B step 2]
VideoCard ATI Radeon HD 3400 Series
Resolution 1280×1024 (32Bit color)
Memory 2096,608 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 3
Date 2009/06/21 12:06

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
78056 205110 240675 204645 147301 247397 30

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
32200 13328 20640 161 68956 67546 12624 26102 C:100MB

さて、いよいよ換装...換装といっても特段気を遣う必要もなく、普通に取っ替えるだけ。

で、電源投入すると...ばっちりと起動した...きちんと2600MHzで動作しているっぽい。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_06.jpg

モデル名が不明と出るのは悲しいが、動作はしている。

WindowsXPが立ち上がり、システムのプロパティでもちゃんと2.60GHzのクロックで表示されている。

モデル名が不明(unknown)と表示されるのは非常に悲しいかも(^^;)。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_07.jpg

BIOSでも、Windowsのシステムでもちゃんと2.60GHzと表示されているので一安心。

それでは、換装後のパフォーマンスを測定することに。

先程と同様に、まずはWCPUIDから。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_08.jpg

ここでもまたまたモデル名が不明と表示されている...残念。

お次はHDBENCH...CPUの数値だけではなく、メモリの数値も上昇している。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/5050e_09.jpg

ALLが86000台というのは、やっぱり俺様宅で最速だったりする。

最後にHDBENCHのテキストをば。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor 2600.00MHz[AuthenticAMD family F model B step 2]
Processor 2600.00MHz[AuthenticAMD family F model B step 2]
VideoCard ATI Radeon HD 3400 Series
Resolution 1280×1024 (32Bit color)
Memory 2096,608 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 3
Date 2009/06/21 13:58

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
86256 242361 284530 239922 154725 269414 30

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
33522 13379 23020 160 67501 67546 15529 26631 C:100MB

HDBENCHによる全体的なパフォーマンスは数値で8000程度しか上昇していないが、実際の使用感はかなり違うような気がする。

...なんというか、前のCPUに比べてよりさくさく感が出ている感じ...気のせいだと言われればそういう気がしないでもないが(^^;)。

おまけとして低消費電力(従来の約半分)=低発熱ということもあり、これから訪れる夏も楽勝で凌げるだろう、多分。

ま、これにてCPUのパワーアップは打ち止めにして、がんがんと使いまくってやると心に誓った俺様でしたとさ。