AC電源の極性をチェックしてみよう!!
アナログ放送の終焉
2011年7月24日の正午、東北の一部の県を除いていわゆる地上波アナログ放送が終了した。
とはいっても、俺様宅はケーブルテレビを利用しており、いわゆるデジアナ変換のサービスが2015年3月末まで提供されるので、別に慌てて地デジチューナーを準備したりアンテナを建てたりということはしなかった。
しかし、一点だけ(かなり)困ったことが発生...それは従来HDDレコーダーで行なっていたテレビ番組の録画予約ができなくなったということだったりする。
これは、いわゆるアナログ放送での番組表が配信されなくなってしまったのが原因だが、こればっかりはデジアナ変換でも対応のしようがないので、やはり地デジ対応のHDDレコーダーが必要だわいということで、SONYのBDZ-AT300Sをゲットしてセットする羽目に陥った。
超絶AV機器配線
ということで、24日の午後、地上波アナログ放送の終了後にお茶の間のAV機器のセッティングを開始。
BDZ-AT300Sが内蔵しているBD/DVD/CDドライブを、今まで使っていたDVDプレイヤーの代わりにするということで現在使用しているDVDプレイヤーを退役させ、全体的なレイアウトの見直しも行なう。
...しかし、このお茶の間のAV機器の配線は気が狂いそうなほど複雑だ...なんといってもテレビ+ビデオ3台+ゲーム機4台+ケーブルテレビチューナー+アンプ+FMチューナー+AVセレクタ2台の配線が一箇所に集中するわけだからして。
試したかったアレ
と、その時、一旦全ての配線を取っ払うのであれば、前から試したかったアレをやってみたいと思った俺様...その試したかったアレというのは、「AC電源の極性合わせ」だったりする。
ご存知のとおりオーディオ機器で電源にトランスを使っている場合、AC電源であっても極性らしきものが存在するが、その極性を統一することにより音質向上を図るといったもの。
それでは、具体的に極性合わせってどのようにやるかというと...「AC電源 極性」とかで検索すればいっぱいヒットするので省略(^^;)。
取り敢えずはデジタルマルチメータがあればやれるんだけど、今回は俺様が秘蔵していたアイテムである「グランド・チェッカー」(オーディオテクニカ謹製AT6097)を使うことにした...作業自体は全く同じだけど。
このグランド・チェッカーのサイズはタバコの箱程度であり、オーディオ機器と接続するためのケーブルが付属している。
でもって、「START」及び「CHECK」のボタンスイッチ、極性を表示するLEDとかが配置されている。
それでは、実際にチェックを開始するが、手順は以下のとおり。
- まず、極性チェックをするオーディオ機器のケーブルとかを全て外し、電源ケーブルのみ接続しておく → 当然電源スイッチは切ったままでよろしく
- グランド・チェッカーのチェック用のケーブルをオーディオ機器のGNDに接続する
- 電源スイッチを入れ、「START」ボタンを押す
- ここ一旦電源ケーブルを外し、逆向きに接続する
- 「CHECK」ボタンを押す
- ここで、判定用のLEDが緑色であればこの接続が正解で、赤色であれば逆の接続というわけなので再度電源ケーブルを接続し直し
ということで、超簡単に極性合わせが完了。
但し、結局極性合わせができたのはアンプとチューナーだけであり、その他のHDDレコーダーとかAVセレクタは全く極性が判明せず...残念。ゲーム機はACアダプタとかスイッチング電源なのでこれまたグランド・チェッカーが使えずボツ。
アンプとチューナーのみ接続した状態で試しに聴いてみたが、極性を合わせる前と比べて何となく音質がクリアになったような気がする...気がするのみ(^^;)。
でもって今度は2階の機器にも試してみようと激しく思った俺様でしたとさ...ところで、お茶の間のAV機器の配線はかなり手こずったけど、めでたく地デジ対応しましたとさ...めでたしめでたし。