PS2のメモリーカードをアダプタで増量してみよう!!
PS2のメモリーカードの容量
PS2の純正メモリーカード(以下メモカ)の容量は8MBということで、初代プレステのそれ(128KB)に比べて64倍も容量があるのにも関わらず、結構簡単に空き容量が少なくなってしまうみたい。ソフトがそれなりに肥大化し、セーブデータの容量もそれなりに増加しているのが原因らしい(ダーククロニクルなんて1回のセーブデータが500KB弱だし)。
他のゲーム機にあるような、サードパーティ(海賊版)による大容量のメモカも出ていない。これも「MAGIC GATE」のお陰ということで、PS2メモカ市場は高値安定な状況。
メモカの大容量化はできないものかとインターネットで探してみたところ、ヤフオクで「SONY PS2用 メモリーカード拡張カード(32MB)」というものが出品されていたので早速落札(^^;)。なんでも、8MBのメモカと組み合わせて最高で40MB分の容量を実現とのこと。お値段は2,000円と、かなりお得なようで。...メモリーカード拡張カードとは一体なんぞや?
メモカ拡張カードの到着
「32X」という表記に、一瞬メガドライブの32Xを連想してしまった俺様って古い人間?...カートリッジのお尻のスロットに純正のPS2メモカを挿して、それをPS2本体にセットすることにより大容量化を実現するようで。恐らく純正のPS2メモカにより、セキュリティを突破してから乗っ取るタイプ。
パッケージから取り出してみる。表面の真ん中にスイッチがあり、これで純正のメモカと拡張部分のメモカを切り替えるようで。生意気にも裏面にはレーザーホログラムっぽいシールが貼ってある(^^;)。中国製。
早速試してみるが...
ここで、早速使ってみるべぇかと、PS2メモカを後ろに挿し込んでからPS2スロットにセットし、PS2を立ち上げしてブラウザ画面へ飛んだが、なんとメモカを認識しない。何度メモカを抜き差ししても状況は変わらず、こりゃ一杯食わされたか?と出品者様にあらぬ疑いを掛けそうになったり(申し訳ありません...)。
が、その後メモカを中途半端に差し込んだ状態だと認識するということが判明。要するに、単なる接触不良なようで。接点をよーく見てみたけど、かなり錆っぽいような感じで、いかにも接触が悪そう。
お約束の分解&修理!
ということで、良い口実ができたので(^^;)、分解。例によって仕組みは良く解らず...下の画像が裏面。
裏面の、PS2本体のメモカコネクタと接触する部分が問題なので、接点部分(8本)に半田を盛ってみた。この写真は盛った後。
で、下の画像が表面。
再度挑戦!
ということで、もう大丈夫だろうと再度挑戦。純正メモカを挿して、PS2本体にセットし、電源オン!...しっかりとランプが点灯し、認識(^^)。
下の画像がブラウザ画面で表示されるメモカの容量。しっかりと32MBと表示されているのがお分かりかな?
その後子供達にテストさせているけど、特段問題も無く動作しているようで。
出っ張りが気になるといえば気になるけど、この容量が低価格で実現できるのは素晴らしいかも(^^)。
もしどこかでこの製品をゲットしたら、是非とも接点の半田盛りはやっておくべし(^^;)。