NAS三昧!!~ML115導入編
専用機、それとも兼用機?
データバックアップ用のNASとして導入し使っていたLANDISKさん。
コンパクトでそれなりに高機能だったが、色々と不具合が多発したので見切りをつけて処分してから一年近くが経過してしまった。
その間データバックアップなしで過ごしたが、さすがそれはまずいだろうということで後釜探しに着手。
が、再度NAS専用機でいっていいもんかどうか非常に迷ってしまった俺様だったりする。
なぜかというと、いくらRAID5でシステムを組んでいたとしても、システムの起動ドライブ(HDD)自体がやられてしまうと全く使い物にならなくなってしまう可能性が大だから。
連続運用(=電源入れっぱなし)している場合であれば、ホットスワップで故障したHDDを交換して行なってRAIDのリビルドを行なうという技もあるが、俺様のように時間を決めて起動している場合はお手上げ。
サイズとか機能とか、そういうやつは確かにNAS専用機の方がアドバンテージがあるが、いざというときに使えなけりゃ意味がないかも。
ということで、専用機ではなく普通のパソコンをファイルサーバに仕立てることにした。
理想のファイルサーバとは?
ところで、俺様の(取り敢えず)理想とするファイルサーバは以下のとおり。
- RAID構成は、やはりRAID5でいきたい。でもって当然HDD4本使いということで
- システム用のHDDとRAID用のHDDを分離して運用することでリスクを低減する
- ハードウェアRAIDではなくソフトウェアRAIDでいってみる
で、色々とパソコンを物色してみたが、最終的にオークションでゲットした格安サーバであるHP ProLiant ML115 G1、こいつに賭けてみることにした。
このパソコンは、オンボードでRAID機能(ソフトウェアRAID)を搭載しており、Windows環境であれば純正のRAID管理ソフトである「NVIDIA MediaShield」を利用可能だったりする(LINUX版もあるようだけど)。
「NVIDIA MediaShield」の特徴は以下のとおり。必要最低限の機能は持っているっぽい。
- ブート機能を持つRAID 5 高速データ・アクセスや大容量ストレージ、データ保護の実現に最適なストレージ構成
- 最大で4台のSATAハードドライブと4台のPATAハードドライブを接続可能 最新の3Gバイト/秒SATAハードドライブにも対応
- MediaShield Disk Alert Systemを搭載 ハードドライブの故障やパフォーマンス低下をリアルタイムでエンドユーザーに知らせるグラフィカルな機能
肝心のRAID5ドライブの容量だが、最初はLANDISKさんから取り出した250GB×4本を使おうと思った。
が、RAID5だと総容量が4分の3である750GBにしかならないので面白くない(^^;)。
どうせならもっと増量したいと思い、たまたまBuffShopをのぞいてみたら決算大処分ということで500GBのHDDが5台セットで売られていた...反射的にボタンをポチッとした俺様(^^;)。
5台セットなので、1台はシステム用のHDDにして、残りの4台はRAID5に使ってみることに。
RAID5の総容量も750GBの倍=1.5TBになるので当分困らない?
到着したHDDだが、HGST Deskstar T7K500(HDT725050VLA360)だった。製造年月日は2007年1月。
一応中古品扱いというか、キズ・汚れ等があるとの断り書きがあったが、現物は全然きれいで新品同様。
ということで、次回は実際にHP ProLiant ML115 G1に取り付けし、RAIDのセットアップを行なう予定。
...早いとこセットアップして、バックアップをとりまくるのだ!!