NAS三昧!!~ML115のRAID管理ソフト概要編
RAIDをどのように管理するのか?
めでたくRAID5で組んだファイルサーバの稼動が始まり非常に嬉しかったりする俺様だが、実際のファイルサーバのメンテナンスとかはどうしたら良いのか?と考えてしまった。
今回の場合、RAIDドライブの構築にはハードウェアの設定とソフトウェアの設定がそれぞれ必要であり、何かトラブルが発生した場合にはやはりそれぞれで設定することになるっぽい。
なので、取り敢えずはRAIDの管理ソフトである「NVIDIA MediaShield」について、一体どんな機能を持っているのか調べてみた。
MediaShieldのシステムタスク
Windowsが起動してからスタートメニューの中にある「NVIDIA MediaShield」を起動すると、下のようなウィンドウが開く。
ここで、右側にある「名前」の「RAID5」というところをクリックすると、左側の緑色のウィンドウに「システムタスク」としていくつかのメニューが表示される。
- 配列の再構築
- 配列の転換
- 配列の削除
- 配列の同期化
...どれがどういった機能なのかよく分からない(^^;)ので、それぞれ調べてみた。
配列の再構築
これは、いわゆるRAIDアレイを再構築(Rebuild)する機能であり、RAID5使いにとっては絶対必要不可欠なものかも。
ディスクの不良等によりRAIDアレイが縮退モードに突入してしまった場合、新しいディスクを追加して再構築してやる必要がある。
再構築には非常に長い時間が掛かるっぽいが、バックグラウンドで実行されるので邪魔にはならないし、途中でWindowsをシャットダウンする場合、次回の起動の際に引き続き再構築を行なうので便利かも。
配列の転換
これは、RAIDアレイのタイプを変更というか移行するための機能だったりする。
例えば、既存のRAIDアレイにディスクを追加したり、RAID5のアレイをRAID0(ストライプ)に変更したりとかできたりするが、あまり頻繁に使う機能ではないかも。
配列の削除
これは、RAIDアレイを削除する機能。当然ながら削除したRAIDアレイは永久に復活させることはできないので実行にはそれなりの覚悟が必要かも。
配列の同期化
実は、この機能が一番よく分からなかった俺様...だが、この機能も「配列の再構築」と同様にRAID5使いには必要不可欠なものっぽい。
この機能は、要するにRAID5アレイのパリティを再同期するもの。
RAID5の動作原理は、「データを分割して各ディスクに格納する」(RAID0(ストライピング)も同様)+「データブロックの組ごとにパリティを生成し、格納する」ところにあったりする。
なので、たとえ1台のディスクが故障しても、残りのディスクに格納されたデータとパリティを組み合わせて故障したディスクに含まれていたデータを復活させることができたりする仕組み。
但し、運用している最中には色々なことがあるもんで、パリティが正常に書き込まれなかったり、パリティを記録したセクタが不良セクタに変身してしまったりすることがあったりするらしい。
そうなると、いざディスクが故障したんで新しいディスクを突っ込んで再構築(Rebuild)を実行しようとしても、パリティがぶっ壊れているんで非常に残念な結果になる可能性があるということ。
そんなんじゃ何のためにRAID5を入れたんぢゃい!!と怒りたくもなるが、ここはぐっとこらえてこの「配列の同期化」=「パリティの再構築?」を実行すべし、ということらしい。
この機能の実行には、RAID5アレイの再構築と同じくらい非常に長い時間が掛かるが、保険ということで定期的にやっとくことが精神衛生上良いかも。
俺様の場合は、2ヶ月~3ヶ月に一回程度やっているかな?毎日やる必要はない、と思う(^^;)。