サウンドカードをアップグレードしてみよう!!
サウンドカードの不具合と、新たな出会い
メインマシンとして稼働率が非常に高い1号機、DELL Dimension8200だが、1年近く経って何となく部品の調子が悪くなってきたっぽい。
- サウンドカード:休止状態からの復帰の際に音声が出なくなる症状が多発
- DVD-R/RWドライブ:CD-ROMの読み込みが甘くなり、ディスクを認識しない
ということで、暇を見て交換したいと思っていた。
ある日、ハードオフ川崎大師店のジャンクコーナーを捜索していたら、見慣れぬサウンドカードを発見...なぜその近辺にいたのかは内緒(^^;)。
そのカードは、ONKYOのWAVIOブランドで、非常に高級感が溢れまくっていた。型番が分からないし、お値段が1,000円(税込み)なので一瞬躊躇したが、思い切ってゲット。
正体と動作確認
持ち帰って早速調べたら、なんと相場が8,000円台という高級サウンドカードのSE-90PCIであることが判明。これでもしうまく動作すればギガラッキーということで(^^;)。
まずは2号機に取り付けてWindows2000を立ち上げたが...デバイスの認識をしない...単なる接触不良かと思い、シャットダウンをしてからPCIコネクタの清掃をして、再度立ち上げ。
こんどはデバイスを認識してくれたので、ONKYO純正のドライバを突っ込んで再起動してみたら、(多分)オーディオドライバの読み込みの箇所でハングしてしまう...何度立ち上げても同じ...マジでジャンクっすか、これ?
...しかし、ここであきらめないのが俺様。純正のドライバではなく、チップ製造元のVIAのサイトから、このカードのチップセットであるEnvy24のドライバを入手し突っ込んで再起動してみる。
...無事に起動し、デバイスも正常に動作しているっぽい。で、手元にあったCDを再生してみる...次元の違う音が出てきてびっくり。
音の深み、粒立ち、とにかく今までのカードとは違う音。今まで聞いてきた音は、一体何だったのか?
ということで、早速メインマシンである1号機に取り付けてみることにした。非常に楽しみ。
交換と視聴
久し振りに1号機の内部にアクセスすることになったが、ついでにDVD-R/RWドライブも交換し、ハードディスク&DVD-R/RWドライブのケーブルをスマートケーブルに交換することにした。
また、SE-90PCIはオーディオ出力しかなく、MIC入力とLINE入力がないという非常に潔い仕様となっており、ビデオキャプチャ用に使っているCanopus MTVX2004が使えなくなるので、MTVX2004を取り外すことにした。これは2号機に引越ししてもらう予定。
しかし、1年近くも経つと内部にはホコリが充填されまくっている。玄関先で、ダストブロワーをかけまくって、最後に口でふぅふぅして奇麗にしてやった。
それでは、SE-90PCIの外観等にチェックを入れてみる...分解はしないよ(^^;)。
よくある普通のサウンドカードとの外観上の違いは、基盤のデザインとコンデンサーだったりする。コンデンサーは、太くていかにも高級そうなやつが使われている。オーディオではお馴染みのOSコンも一つある。
また、厚み1.0mm、幅7mmの銅バスプレートが取り付けられていて、見るからに音が良さそうな印象を与えてくれる。
取り付け自体は普通のカードと一緒だが、なるべくノイズ源から避けたいので、一番端のPCIスロットに取り付けし、一つスロットを空けることにした。ま、気休め。
ドライバは、ONKYO純正のやつがそのまま問題なく使えた。設定項目はあまりないかも。
早速CDで音出ししてみたが、動作確認時と同様に素晴らしい音を聞かせてくれた。ついでにネットラジオの音までもが、かなりクリアになった。これは予想外。
結論として、これは買い!!たとえ定価であっても、本格的な音に絶対満足するはず。
巷では、このカードのコンデンサーとかオペアンプのICとかを交換するというツワモノもいるようで、オークションにも改造品が出回っている。
俺様はそこまでやる根性はないけど、まだまだ可能性を秘めたサウンドカードかも。