VHSビデオデッキを修理してみよう!!
謎のエラー:F04
奥様の友人から、VHSビデオをDVDに焼いて欲しいとのリクエストがあり、かなり久し振りにPanasonic NV-SXG550の電源を入れたら...動かない(^^;)。
一瞬ディスプレイが正常に表示されるのだが、すぐにエラーメッセージらしき「F04」という表示が出てそのままうんともすんとも言わない状態。
最後に使ったのが相当な前であり、故障の原因も不明なので、例によってばらしてみることとしよう(^^;)。
ばらしてみた結果
このビデオデッキは、左右側面のネジと背面のネジを取るだけで、あっさりと上部ケースを取り外すことができる。
内部は当時のビデオデッキがそうだったようにシンプルな構造であり、ビデオテープがローディングされた(入っている)状態だった。
基板をつらつらと眺めていると、非常に怪しい部品を発見...コンデンサが妊娠している...2本もだ。
周りの部品から推測すると、恐らく電源周りのコンデンサであり、これが原因で正常に電圧が出ない=動作しないっぽい。
そうならとっととコンデンサを交換してみましょ、そうしましょ。
コンデンサのスペックは10V1000uF、それが2本必要なのだが、ちょいと余裕を持たせたいので16V1000uFを注文。
修理とその結果
それでは、まず本体基板を取り出すことに。
ネジの場所が分かりずらいところもあったけど、割と簡単に基板を取り出すことができた。
次に、お目当てのコンデンサを取り外す...コンデンサはC1260とC1262であり、どちらも10V1000uF。
普通の半田ごてだと温度が低いので、ランドを温めるのに少々時間が掛かるかも。
妊娠していたコンデンサはELNAのRJFというシリーズであり、普通は妊娠しないはずのクオリティっぽい。
最後に新しいコンデンサをさくっと取付けし、基板をケースに戻さない状態で試運転。
電源ケーブルを接続し、電源スイッチをポチッと押すと...何事も無かったように動作...やったね!
あとは基板をケースに戻して修理完了。
ということで、莫大な修理代金を支払わずに済ますことができてラッキーかも。
もし動作がおかしいビデオデッキがあれば、迷わず内部を見てみるべし!と強く言いたい俺様でしたとさ。