くりぽんのハードディスクを増量してみよう!!
容量の不足感
我が家で一番最初に導入されたハードディスクレコーダーは、SONYの「Clip-On」(くりぽん)ことSRV-515だったりする。
それまで使っていた三菱製のVHSビデオ(型番失念)が壊れてしまい、代替機を探していたが、その当時出始めていた「ハードディスクレコーダー」というやつが非常に使い勝手が良いとの情報に基づき、機種を選定。
結果として、生産終了していたが「Clip-On」(くりぽん)をヤフオクでゲット。
- デザインがナイスっぽい
- 操作性がナイスっぽい
- テレビ番組録画予約が相当簡単っぽい
- テープとかDVDメディアに番組を保存しておく必要がほとんどない=基本的に一回見たら消去という我が家のスタイルにマッチしているっぽい
- 非公式だが、ハードディスクを大容量のものに換装して記録時間を増量できるっぽい
で、実際に導入した結果...後悔した。何でもっと早く導入しなかったのかと。家族も最初は「えーなにこれ、わかんなーい」とかぬかしていたが、使い出すとしっかりと便利さの虜になってしまった。
しかし、使っていくうちに記録時間の不足が気になってきた。標準のHDD容量は40GBだが、記録時間は「HQ:約6時間、SP:約13時間、LP:約26時間」となっており、それこそ「見たらすぐ消す」を繰り返さないとあっちゅー間に次の番組が記録できない状態。こりゃ面倒。
で、早速密かに計画していたハードディスクの増量を実施してみた。
増量のために必要なもの
ハードディスクの増量といっても、「Clip-On」(くりぽん)の本体をあけてハードディスクを交換するだけというとても単純な作業なのだが、それではあまりにも芸がないので容量倍増を狙って2台のハードディスクを内蔵させ、スイッチで切り替えて使うことにした。
「Clip-On」(くりぽん)のハードディスクの増量方法については、検索すれば山ほど見付けることができるはずなので詳細は省略(手抜き)。
用意するのは以下のアイテム。
- ハードディスク → 今回はMaxtorの120GBのやつを2台用意
- 切替スイッチ → それぞれのハードディスクのマスタ・スレーブの切替をスイッチで行なう必要があるけど、今回は「スリー・アールシステム」の「3R-OS2L」というやつを購入
- スリム型のIDEケーブル → できるだけスリムで、かつノイズの影響を受けないようにシールドがしっかりしているやつ
- 電源分岐ケーブル → ハードディスクに電源を供給するために必要
- ハードディスクのマウンタ → 本来のハードディスクの設置場所の横に、2台目のハードディスクを設置することになるが、ハードディスク同士をしっかりと固定するために必要
- 割り箸(^^;)&両面テープ → ハードディスクの固定に必要
増量開始
まずは「Clip-On」(くりぽん)を分解し、ハードディスクを取り外す必要があるけどかなりネジの数が多くて、しかもフレキケーブルのトラップがあるので慎重に分解すること。
ハードディスクが見えたら、ネジを外してハードディスクを取り出し、マウンタをかませて2台目のハードディスクと一体化させる。
2台目のハードディスクを設置する個所はICの上であり、直接載せると熱的及び電気的に宜しくないのでここで割り箸&両面テープの出番。割り箸を適当な長さに切って、両面テープでICにしっかりと固定する。
次に、ハードディスクにIDEケーブル及び電源ケーブル、マスター・スレーブ切替スイッチからのコードを接続して「Clip-On」(くりぽん)に戻す。狭いのでケーブル類の取り回しに注意。
最後に、ハードディスクのマスター・スレーブ切替スイッチを「Clip-On」(くりぽん)のフロントパネルに出すために、フロントパネルに穴を開ける。スイッチの大きさで開ける場所が違ってくるはずなので注意。
あとはケースを元に戻しておしまい。起動すると、ハードディスクのエラーと表示され初期化するかどうか聞いてくるので初期化する。必要に応じてスイッチを切替えてから起動すること。起動中に切替えるのはご法度。
で、容量がオリジナルの40GBから240GBと、6倍も増量されて便利になった「Clip-On」(くりぽん)。
しかし片方のハードディスクしか使わず、結局2台目のハードディスクが取り外され、挙句の果てに「東芝のRD-H1」購入に伴ないヤフオクで売り飛ばされちまった「Clip-On」(くりぽん)さん、ご冥福をお祈り致します...(^^;)