白龍(パイロン)のじゃじゃ麺
岩手県盛岡市内丸5-15
久し振りに実家(盛岡)に帰省したが、お約束で必ず食べるのはやっぱり白龍(パイロン)のじゃじゃ麺だったりする。
盛岡の三大麺と言えば、「盛岡冷麺」・「わんこそば」・「盛岡じゃじゃ麺」だけど、その中ではまだマイナーであろうじゃじゃ麺、これを食べないと帰省した気がしない。
中学生だった頃は、本当にたま~に食べる程度でそんなに美味いとも思わなかったが、高校に入ってから、学校の帰り掛けに悪友たちと白龍に寄って食べるじゃじゃ麺に思いっ切りはまってしまった。
家系ラーメンじゃないけど、3回食べないと美味しさが分からないというのは厳然たる事実で真実。
最近はNHKの「どんと晴れ」でもクローズアップされてしまい、遂にメジャーになってしまうのか?と余計な心配をしているがどうなることやら。
それでは、食べ方と言うか作法を紹介。
まずは...並ぶこと(^^;)。元祖と言うか本家の白龍(パイロン)は、週末はおろか平日までも昼時には長い行列がお約束になっている。近くに県庁とか市役所があるが、職員さんまで並んでくれているのでもう大変。にんにくは控え目にね(^^;)。
店のおばちゃんの誘導に従い、着席。でもって注文。初めてであれば「普通」とでも言っておけば大丈夫。
付近には、必ず調味料群があるはず。ラー油・胡椒・にんにく・酢・醤油・アジシオ・七味+玉子の豪華なラインナップ。これをどのように使いこなすかでその後の展開がかなり違ってくる(^^;)。
店内には作法書きがあちこちに貼られている。初心者(又は観光客)はよく読まずに後悔する場合が多々あるので必ず読んでおくこと。
程なくして、じゃじゃ麺が出来上がり呼ばれるので自分でカウンターからテーブルに運ぶ。初めての場合、どのようなプロセスで食べるのか皆目見当が付かないはず(^^;)。
俺様のお奨めの食べ方は以下の通り。
- じゃじゃ麺には、ラー油+にんにく+酢+生姜の半分を使用すべし
- とにかくぐちゃぐちゃにかき混ぜて食すべし
- 次のステージである「ちーたんたん」のために、ほんの少しだけキュウリと麺を残すべし
とにかく好きな調味料を好きなだけ使うと言うのが作法なのだが、ものには限度があるので注意すること。
で、次のステージである「ちーたんたん」だが、その正体は玉子スープだったりする。
調味料群の脇のどんぶりに山盛りになっている玉子を1個取り、じゃじゃ麺の皿に割り入れ、箸でかき混ぜる。
そして、箸を添えたままカウンターに「ちーたんお願いします」と皿を持っていく。店員さんが麺のゆで汁と味噌とネギを入れてくれるので、それをまたテーブルに持ち帰る。
この後はまた調味料群のお出ましとなるのだが、お奨めの食べ方は以下の通り。
- ちーたんたんには、胡椒+醤油+アジシオ+生姜の残り半分を使用すべし
- じゃじゃ麺と同じく、思いっきりかき混ぜて食すべし
- ところどころでアクセントに紅生姜をかじるべし
- 豪快に皿から飲み干すべし
...これで大満腹大満足となるはず。是非ともお試しあれ...ていうか、人それぞれに好きに食べて良いんだよ、じゃじゃ麺は。自分だけのオリジナルの味付けが、是非とも見付かるよう最低でも10回は食べること(^^;)。