任天堂DS Liteのキーパッドを交換してみよう!!
酷使と劣化
最近、次男坊がメインで使っているDS Lite(ネイビー)の調子が悪いので、どうにかしてくれと言われた。
症状は、十字キーの右方向が異常に入りづらいということ。実際に確認してみたが、確かに右方向だけ入りづらくなっている。
これは、恐らくボタンラバー(ゴム状の接点のようなもの)が磨耗しているか、接触不良を起こしているに違いないと思い、キーパッドの交換に挑戦してみることにした。
交換ということは、当然のようにDS Liteの分解が必要となる。今回、DS Liteの分解は初めてだが、何とかなるっしょ(^^;)。
ブツの調達と道具の準備
まずは、ボタンラバー自体を調達する必要がある。検索すると色々と業者があるようだが、俺様は怪しい通販サイトから購入した。十字キー用+A、B、X、Yボタン用+スタート&セレクトボタン用で一組となる。

ボタンラバーのセット。なぜか4組ある(^^;)。
で、工具だが、DS Liteを分解するためには特殊な工具が必要となる。それは、いわゆる「Y字ドライバー」というやつ。俺様は、以前ゲームボーイアドバンスを分解するために購入したが、これがそのまま使える。
あとはカッターナイフと精密ドライバー(プラス)があれば大丈夫。

真ん中の赤いのが「Y字ドライバー」。
分解開始
実際の分解の作業については、ネットで検索すれば山ほど解説があるので省略(^^;)...というのもアレなので、ごく簡単に解説。
まずは、バッテリーの蓋を取る。バッテリーの蓋のネジは、普通のプラスドライバーで外す。

バッテリーの蓋を取り外した状態。

画像真ん中のネジはY字であり、Y字ドライバーが必要。
次に、バッテリーを取り外す。ここにネジが2個あるので普通のプラスドライバーで外す。

画像真ん中あたりと右上の隅にネジがある。
また、SLOT1(DSカートリッジのスロット)の左右にゴム足があるが、ここに隠しネジがある。カッターナイフ等先の尖ったやつでゴム足を外し、ネジを外す。

ゴム足を取り除くと...

隠しネジがありましたとさ。
また、SLOT1の入口にはY字のネジがあり、Y字ドライバーが必要。

Y字ネジを取り外したあとの状態。
ここまでやれば、ケースを開けることができる。おさらいすると、
- バッテリーの蓋を取り外す → 通常ネジを1個外す
- バッテリーを取り除く → 通常ネジを2個、Y字ネジを1個外す
- タッチペンホルダの上下にあるネジを外す → Y字ネジを2個外す
- SLOT1の左右にあるゴム足を取り外す → 通常ネジを2個外す
- SLOT1の中心にあるネジを外す → Y字ネジを1個外す
トータルで通常ネジを5個、Y字ネジを4個外すことになる(DS Liteの場合)。
で、ケースをゆっくりと持ち上げると...簡単にばらせる。ここで注意して欲しいのは、LRボタン。LRボタンには小さなスプリングが付いているが、これを無くさないように。

ゆっくりとケースを持ち上げると...

めでたく内部を拝むことができる。
だが、この状態ではまだボタンラバーには辿り着けない。基板を固定しているネジが1個あるので、それを取り外し、基板を持ち上げると...

画像の真ん中にあるネジを取り外す必要がある。
ボタンラバーの出現。この状態でさっさとボタンラバーを新品のやつに交換する。

こちらはA、B、X、Yボタンのボタンラバー。

こちらは十字キーのボタンラバー。
あとは元通りに組み立て直すだけだが、ここで特に注意して欲しいのは、LRボタンに付いている小さなスプリング。これが無くなったり、うまく取り付けられないとLRボタンが役に立たなくなる。
ということで、ボタンラバーを全取替えして元通りに組み立てたDS Lite、電源を入れて動作確認したが...動作確認したが...症状変わらず(^^;)。相変わらず十字キーの右方向が異常に入りづらい。
こりゃ、基板自体がいかれているかも...
ということで、さっさと任天堂に修理に出しちまった俺様でしたとさ(^^;)。