キーボード専用ゲームでゲームパッドを使ってみよう!!

ゲームと入力デバイスの関係

PCでゲームを遊ぶ場合、入力デバイスとしては以下のものが考えられるかも。

  • キーボード
  • マウス
  • ジョイスティック(ゲームパッド)
  • タブレット
  • タッチパネル

ま、タブレットとタッチパネルは置いといて、ほとんどのPCのゲームはキーボード/マウス/ジョイスティック(ゲームパッド)のいずれかか、またはそれらの組み合わせで遊べるはず。

しかし、世の中にはキーボードによる入力しか受け付けてくれないゲームも、まだまだたくさんあるのが現実かも。

キーボードオンリーのゲーム

例えば、以前レトロゲーム絡みで紹介した「平安京エイリアン」。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk01.jpg

フリーでこんなゲームが遊べるなんて、素敵(^^;)。

今遊んでみても非常に面白いゲームなんだけれど、現時点で公開されているものはフリー&ベータ版ということもあり、入力デバイスはキーボードのみとなっている。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk02.jpg

ジョイスティックは残念ながら使うことができないっぽい。

穴掘りはZキー、穴埋めはXキーで、検非違使の移動はカーソルキー(またはテンキーかviカーソル)で操作することになる。

これはこれで遊べるのだが、ファミコン世代の俺様としては、やはりジョイスティック(ゲームパッド)を使い、左手で「移動の操作」をしながら右手で「ボタン操作」をしたい。

ならば、ジョイスティック(ゲームパッド)でキーボードのエミュレートができれば良かったりする。というかそういうソフトを探してみた。

ナイスな入力変換ソフト

ジョイスティック(ゲームパッド)の入力を、キーボード・マウスの入力に変換するソフトは数多く出ているようだが、俺様は定番とも言える「JoyToKey」なるソフトをチョイスした。

このソフトは、いわゆるDirectX 6.0以上が必要となるので、万が一入っていなかったら入れておくこと。ま、いまどきのPCであれば大丈夫かも。

ダウンロードした「JoyToKey」を解凍し、中に入っている「JoyToKey.exe」を起動すると、いきなりエラーメッセージが表示される場合がある。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk03.jpg

事前にジョイスティック/ゲームパッドは接続しとくこと。

これは、起動時にジョイスティックが接続されていないためなので、接続すること。俺様はスーファミのコントローラをUSB接続に改造したスーファミパッドを使うことにした。

キーの設定方法

まずは設定の前に、ジョイスティック(ゲームパッド)のどのボタンにどのキーを割り当てるのかを決めておく必要がある。

平安京エイリアン」の場合、操作に必要なキーは以下のとおり。

  • 穴掘り → Zキー
  • 穴埋め → Xキー
  • クレジット投入 → F2キー
  • ゲーム開始 → F3キー
  • 上下左右 → カーソルキー

ところで、どのボタンが何番ボタンなのかを知るためには、WindowsXPの場合は「コントロールパネル」から「ゲーム コントローラ」を選択し、対象となるコントローラのプロパティを確認すること。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk04.jpg

この画面でジョイスティックのボタンが何番なのか確認すること。

俺様の持っているスーファミパッドのボタンは以下のとおり。

  • SELECTボタン → 7番
  • STARTボタン → 8番
  • Aボタン → 2番
  • Bボタン → 1番
  • Xボタン → 4番
  • Yボタン → 3番
  • Lボタン → 5番
  • Rボタン → 6番

ということで、最終的にキーを割り当てるボタンは以下のとおりにした。

  • クレジット投入(F2キー) → SELECTボタン(7番)
  • ゲーム開始(F3キー) → STARTボタン(8番)
  • 穴掘り(Zキー) → Bボタン(1番)
  • 穴埋め(Xキー) → Aボタン(2番)

で、カーソルキーは当然十字キーに割り当てするということで。

...ここまできたら、あとは実際にジョイスティック(ゲームパッド)のボタンにキーを関連付けるだけ。

まずは「JoyToKey」を起動し、ウィンドウ左下にある「新規作成」のボタンをクリックし、設定をするゲーム名を入力してやる。

次に、お手軽に関連付けするためには、ウィンドウの下にある「簡易設定ウィザード」のボタンをクリックするべし。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk05.jpg

まずは新規作成のボタンをクリックし、名前を付けて簡易設定を実行。

そうすると、簡易設定ウィザードが起動するので、ボタンに関連付けさせたいキーを押してやる。

「スキップ」のボタンをクリックすると次のボタンに設定が飛ぶ。

で、設定を終了したい場合は、「設定終了」のボタンをクリックする。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk06.jpg

この状態で、入力したいキーを押すと設定される。

設定完了

ということで、かなり簡単に設定が完了。間違ったキーを設定してしまったら、そのボタンの設定だけを修正すること。

最終的に、「平安京エイリアン」の設定は以下のとおりとなった。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/jtk07.jpg

かなり簡単というかお気楽に設定が完了した。もっと複雑な設定も可能。

この「JoyToKey」を起動した状態で、「平安京エイリアン」を起動し、ジョイスティック(ゲームパッド)のSELECTボタンを押すと...何と、クレジットが追加される(^^;)。

で、STARTボタンを押すとゲームが開始し、あとはまったく違和感なくジョイスティック(ゲームパッド)の操作で「平安京エイリアン」が遊べる...こりゃマジで便利。

結論として、この「JoyToKey」というソフトは買い(^^;)。

最初の目的であった、ジョイスティック(ゲームパッド)でキーボードのエミュレートを行なうということはかなり簡単にできてしまう。

もう一つの効能として、同じシリーズであっても微妙にジョイスティック(ゲームパッド)の操作が違うゲームに対し、全く同じ操作になるように設定することもできてしまう。

例えば、初代の「風来のシレン(スーファミのエミュ版)」と、Windows版の「月影村の怪物」、またWindows版の「アスカ見参」は、ジョイスティック(ゲームパッド)で遊ぼうとすると、ボタンの設定がそれぞれ微妙に異なっており非常にかったるい。

しかし、これらのソフトはキーボードでも遊べるので、この「JoyToKey」を使って同じボタンにそれぞれのソフトの同一の操作というかキーを登録してやれば、全く同じジョイスティック(ゲームパッド)の操作で遊べることになる。

これは、よく考えてみると非常に便利かも。是非とも活用よろしく。