携帯電話にお気に入りの曲を送り込んでみよう!!

突然の機種変

ある朝、奥様の携帯電話(auのA5509T)に異変が。

液晶画面が全く映らなくなっている。一応電話は掛けられるようだが、これでは使い物にならない。

仕方がないので、17号バイパス沿いにある「auショップ大宮バイパス店」へ出掛ける。

整理券を取って順番待ちをして、調べてもらったら液晶の故障で修理にン万円も掛かるとか。

ということで、あっさりと機種変。新しいブツは、熟慮の結果京セラの最新作であるW44KIIに決定。

これがまた薄くて機能満載でナイスなやつ(俺様の携帯じゃないけど)。

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結構人気があるらしい。しかし何故にもろこしヘッド?

携帯電話のおまけ

で、このW44KIIは、オーディオ方面で以下の機能を持っている。

  • ステレオスピーカー搭載
  • FMラジオを聴くことができ、放送中の曲情報や番組情報を確認したり楽曲をダウンロード可能
  • m4a」等のファイルの再生が可能であり、付属のソフトでパソコンと楽曲のやりとりが可能
  • MicroSDカード対応

ついでに、付属品にはこんなものが。

  • 京セラ丸型イヤホンジャック変換アダプタ01
  • ソニー製ステレオイヤホン(MDR-E0931) → 試供品

...となると、手持ちの楽曲データを転送してやりゃ、いちいちダウンロードして無駄金払う必要もないか。

ということで、今回のミッションは「パソコンに蓄積している楽曲データ(MP3)をW44KIIに転送して聴きまくる」に決定。

必要なブツとか環境

取り敢えず、W44KIIに楽曲データを転送するために必要なブツは以下のとおり。

  • MicroSDカード → Kingston製の1GBのカードを購入
  • 音楽データのフォーマット変換用ソフト → 楽曲データが「m4a」または「AAC」以外の場合、必要(例えばMP3メインの環境の場合)
  • au Music Port」→ パソコンと楽曲データの遣り取りをするため
  • パソコンと携帯を接続するためのUSBケーブル → 付属品

俺様はMP3メインの環境だが、フォーマット変換用のソフトがなかなか見付からなかった。海外製でよさげなソフトを見付けても、MP3ファイル名/タグの日本語が通らないのが殆どで駄目駄目。

フォーマット変換~MP3からm4aへの変換

結局、フォーマット変換には「Winamp」を使うことにした。灯台下暗し。

Winamp」は、Free版で必要十分。インターネットラジオも聴けるのでインストールしといて損はしないっしょ。

突然活躍してもらうことになった「Winamp」さん。頑張って。

メディアライブラリのウィンドウを開いて、左側のフレームの「Local Media」→「Audio」のタブをクリックしてから右側の「Artist」ウィンドウに変換したい楽曲ファイル(MP3)をどんどんドラッグ&ドロップする。

次に変換したい曲にチェックを入れて(反転させて)、右クリックでメニューを表示させ「Send to:」→「Format Converter」を選択する。

メディアライブラリの画面。ここにMP3ファイルを突っ込んでから変換。

そうすると、フォーマットコンバータの設定画面が表示されるので、変換後のファイルの保存先を指定してやり「Encoding Format」を「MP4/aacPlus(HE-AAC)」に変更する。

そうすると、下にオプションが表示されるのでビットレートを「48kbps」に変更し、OKボタンをクリックすると変換開始。なぜビットレートが48kbpsという低ビットレートかというと、後述する転送ソフトのデフォルトの変換ビットレートが48kbpsだから。

フォーマットの設定画面。基本は保存先+フォーマットの指定でOK。

下の画像が変換中の状態。結構時間が掛かるので注意。

せっせと変換中。

変換が完了したら、保存先に拡張子「m4a」のファイルが作成されているか確認。「Winamp」できちんと再生ができるかどうかもついでに確認しておくのが吉。

無事に変換が完了したっぽい。めでたしめでたし。

しっかりと変換されましたとさ。ちゃんちゃん。

au Music Portへの楽曲取り込み

m4a」または「AAC」ファイルを日常的に利用している場合は、いきなりここから始めるということで。

事前に必要な作業は、以下のとおり。

  • USBドライバの組込み → W44KIIをパソコンに認識させるため
  • au Music Port」のインストール → パソコンとW44KIIとの間で楽曲データの遣り取りをするため

それでは、「au Music Port」の起動。

スプラッシュ画面が表示され、しばらく待たされる。

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リスがちょこまか動き回るスプラッシュ画面。

メイン画面が表示されたら、左側の「インポート」ボタンをクリックすると画面が切り替わる。

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楽曲のインポート画面。CDから直接インポートすることも可能。

ここで、「ファイルからインポート → ファイルサーチ」というボタンをクリックすると、検索条件の指定画面が表示される。

対象となるファイル種別及び検索する場所を指定して「サーチ開始」ボタンをクリックする。

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m4aファイルのみを、特定のフォルダから検索するように設定する。

ファイルが見付かると、ずらずらと表示されるので変換したい=「au Music Port」に取り込みたいファイルにチェックを入れ、画面の真ん中あたりにある「楽曲の変換」ボタンをクリックする。

ここから変換というか取り込みを開始するが、かなり時間が掛かるので注意。

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検索 → チェック → 楽曲の変換という手続きを踏む。時間が掛かるよ。

プレイリスト編集

変換が完了したら、今度はプレイリストの作成。お好きな楽曲をお好きな順番で登録。

メイン画面左側の「プレイリスト編集」ボタンをクリックして、プレイリスト編集画面を表示させる。

画面の真ん中あたりにある「新規作成」のボタンをクリックしてプレイリスト名を入力する。

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プレイリスト編集画面。「新規作成」のボタンをクリックしてプレイリスト名を入力。

次に、プレイリストに登録したい楽曲を選択して、ドラッグ&ドロップで下のウィンドウにコピーしてやると、登録される。

複数のプレイリストが必要であれば、「新規作成」からの手順を繰り返すことになる。

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プレイリストに楽曲を登録中。非常に簡単にできますな。

携帯への転送

最後に、作成したプレイリスト+楽曲データをW44KIIに転送する作業。

まずはW44KIIにUSBケーブルを接続し、パソコンへ接続する。しばらく通信中のウィンドウが表示される。

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通信中のウィンドウ。やたらと待たされる。

次に、メイン画面左側の「転送」ボタンをクリックして、転送画面を表示させる。

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転送の画面。ここで楽曲データの遣り取りをする。

ここで、転送したいプレイリスト名をクリックすると、画面上段にプレイリストに登録されている楽曲の一覧が表示される。

そこで、プレイリスト+楽曲一覧を選択して右クリックで転送予約の指定をすると、画面下段に灰色で転送予約されたアイテムが表示される。

予約が終わったら、画面真ん中にある「転送開始」というボタンをクリックすると...転送開始。これまたかなり待たされる。

転送が完了したら、W44KIIから「Music Player」を起動して、プレイリストを選択すると...ちゃんと楽曲が再生されるはず。

これにて、一連の手続きの説明はお終い。あとはどしどし転送をしてエンジョイしてくらはい。

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転送予約状態のプレイリスト+楽曲。ここで「転送開始」ボタンのクリック。

後日談 → 変換するファイル形式の変更(2008年10月26日)

先日、久し振りに奥様のリクエストにより携帯電話に楽曲データを転送しようとしたら、「au Music Port」のインポート機能でファイルサーチを実行してもファイルが見付からないという現象が発生した。

Winamp」のフォーマットコンバータによるMP3ファイルの「MP4/aacPlus(HE-AAC)」への変換作業自体は問題なく終わっているが、変換した「MP4/aacPlus(HE-AAC)」のファイルがどうしても見付からない。

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Winampの持っているフォーマットコンバータの設定画面。

一体全体何が原因なのかと色々考えてみたが、思い当たるのは、ソフトのバージョンだったりする。

  • Winamp → V5.531からV5.541へとバージョンアップ
  • au Music Port → V3.1からV3.4へとバージョンアップ

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Winampの最新バージョンである5.541の情報画面。色々と細かいところが改良されている。

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こちらはau Music Portの最新バージョンである3.4。CASIOが関与している。

ここで気付いたが、「Winamp」のフォーマットコンバータのエンコーダのバージョンが微妙に上がっている。今まで使っていたのはv1.23だったが、最新バージョンではv1.28aとなっている。

もしかして、このエンコーダのバージョンアップが原因かも知れない。たったの0.05aのバージョンアップなのに(^^;)。

ということで、MP3から変換するフォーマット自体を変更して、「au Music Port」にインポートできるかどうか試してみることにした。変更といっても、「au Music Port」でインポートできるファイル形式は3種類しかない。

  • m4a → AAC(Advanced Audio Coding)オーディオファイル
  • wma → Windows Mediaオーディオファイル
  • wav → WAVE形式のサウンドファイル

今までm4aファイルに変換していたが、これが駄目ならあと2つしか選択肢がない。

wavファイルは容量を食いそうなので、wmaファイルに変換してみることにした。

  • エンコーダは「WMAエンコーダ v1.22a」を選択
  • エンコーダフォーマットは良く分からないが(^^;)、Windows Media Audio 9.2を選択
  • サンプリングフォーマットも良く分からないが、16ビット+ステレオ+48KHzを選択
  • 品質もこれまた良く分からないが、VBRで品質98(上限)を選択
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WMA形式へのファイル変換の設定画面。内容が良く分からない(^^;)。

変換後、「au Music Port」を起動してインポートする手順は今までとまったく同じ。

で、ファイルサーチの結果、めでたくWMA形式のファイルを検索することができた。結局、「MP4/aacPlus(HE-AAC)」エンコーダのバージョンアップが原因だったかも。

ということで、無事に携帯電話への楽曲データの転送が完了。奥様の機嫌も損ねることがなくて大成功かも(^^;)。