NAS三昧!!~ML115のRAIDパフォーマンス測定編
バックアップの前に
ということで、取り敢えずRAID5の設定が完了し、これからどしどしバックアップを取りまくろうと考えた俺様だが、まずはその前にパフォーマンスを測定してみることにした。
今回組んだRAIDは、いわゆるソフトウェアRAIDなのでハードウェアのそれに比べてパフォーマンスが悪いのは当たり前っぽいようだが、どうなることやら。
ポチッとな
ベンチマークに使用するソフトは定番の「CrystalDiskMark 2.2」で。あと、測定に使うデータのサイズはデフォルトの100MBだとキャッシュの影響とかを受けやすいようなので、1000MBにしてみた。
最初にRAID5のドライブではなく、システムディスクとして使用しているハードディスクを測定してみる。
型番はHGST Deskstar T7K500(HDT725050VLA360)(500G SATA300 7200)。
Sequential Read : 88.435 MB/s
Sequential Write : 90.332 MB/s
Random Read 512KB : 24.986 MB/s
Random Write 512KB : 28.761 MB/s
Random Read 4KB : 0.284 MB/s
Random Write 4KB : 0.801 MB/sTest Size : 1000 MB
結果は...至極普通かも(^^;)。
SATAのハードディスクを、変換アダプタをかまして無理矢理IDE接続しているので、あまりパフォーマンスが出ていないような気もするが気にしない気にしない。
お次は、いよいよRAID5のディスクの測定。
「All」のボタンをポチッとクリックしてしばらく待ってみる。
Sequential Read : 217.074 MB/s → 2.45倍
Sequential Write : 33.858 MB/s
Random Read 512KB : 43.852 MB/s → 1.25倍
Random Write 512KB : 15.143 MB/s
Random Read 4KB : 0.648 MB/s → 2.28倍
Random Write 4KB : 0.213 MB/sTest Size : 1000 MB
...なんだ、このスピードは?
WriteはソフトウェアRAIDのために通常のハードディスクに比べて半分くらい、特に4Kについては4分の1のスピードとなってしまっている。
が、Readのスピードがなぜか無茶苦茶速い...ありえないだろ、特にシーケンシャルとか。
再度ポチッとな
なんだか心配になってきたので(^^;)、別のソフトでベンチマークを取ってみることにした...やっぱりセカンドオピニオンとかが必要だろう(^^;)。
で、次に俺様がチョイスしたベンチマークソフトは、これまた定番と言っても良いくらいの「FDBENCH」。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍して、早速測定だ!!
まずはシステムディスクから。「ALL」のボタンをポチッとクリック。
...あまり、「CrystalDiskMark 2.2」と変わりないような結果が出ているっぽい。
ということは、もしかして...とRAID5ドライブの測定開始。
うむ、やっぱり速い(^^;)。「CrystalDiskMark 2.2」と同じく、特にReadが。
結局セカンドオピニオンも同様の結果なんで、もうこの速度を信じることにした(^^;)。
これだったら十分ハードウェアRAIDにも負けないパフォーマンスが出ていると思った俺様、早速バックアップを取ることにしましたとさ。
ところで、このパソコンのシステムディスクのバックアップをRAID5ドライブに取ろうとした時に、プチ問題が発生。
俺様が使っているバックアップソフトは、「Acronis True Image Home 2009」なのだが、システムディスクのバックアップをRAID5ドライブに取ろうとすると、「ダイナミックディスクにバックアップしても読み込みはできまへん」と仰ってくれる。
...確かに、システムディスクが逝っちまってからTrue ImageをブータブルCDでブートしても、そもそもソフトウェアRAIDのドライブを認識してはくれないだろう。
これを解決するためには、いわゆる「Bart PE」に、RAID5用のドライバとTrue Image用のプラグインを突っ込んで起動してやる必要があるっぽい。
...面倒くさいんで(^^;)、取り敢えずバックアップだけ取ることにした...「Bart PE」によるスペシャルCDの作成はまた別の機会にということで。