MSXにおけるRGB出力
まだまだ続くよ、RGB(^^;)...そろそろネタ切れになりつつあるような気もするが、気にしない気にしない。
お次はMSX編。
基本的にMSXはMSX2からしかRGB出力をサポートしていないが、MSXの中にも標準でRGB出力が可能な変り種?が存在する。
具体的には、VictorのHC-7とかが該当したりするのだが、これはとあるゲームを遊ぶためにスーパーインポーズ機能とともにRGB出力が必要だということで。

Victor HC-7。ビクターは5機種ほどMSXを出していた。

文字がぶれているが、スーパーインポーズ&RGBとある。
このHC-7は最初からRGB21ピン出力端子(メス)を持っているので、単にそこにRGB21ピンケーブルをつなぐだけでお手軽にRGB出力が可能。

背面にRGBコネクタがある。

至って普通のRGBケーブルが使える。
試しにテレビに出力してみると...非常に鮮明な映像が映し出された!下記画像のモアレは俺様の撮影技術のなさによるものであり、実物はもっと綺麗なんでよろしく。

RGBで出力されても、中身は普通のMSX1。
続いて、MSX2のRGB出力について簡単に。
MSX2は標準でRGB出力をサポートしているが、出力端子はDIN8ピンなので、RGB21ピンに変換するケーブルが必要になる

SONYのフラッグシップ?であるHB-F1XV。

RGB出力はDIN8ピンとなっている。
ケーブル自体は非常に簡単な作りなのでそう面倒はないかと思うが、オーディオ出力がモノラルであり入力側はステレオなのでモノラルの出力を左右の音声に振り分けるように配線してみた。
具体的には、DIN8ピンコネクタの2ピン(オーディオモノラル出力)をRGB21ピンの1ピン(ステレオ左)と5ピン(ステレオ右)に接続してやるだけ。

ノーマルの状態の配線。ステレオ出力になっていない。

オーディオ出力の箇所に細工をしてやった。
完成したケーブルでテレビにつないでやると...これまた鮮明な画像が表示された。
やっぱりコンポジット出力より鮮明、なのは当たり前だったりする。
MSXは基本的にパソコンなので、RGB出力にはそう苦労しないっしょというのが結論ということで。

完成したケーブル。ケーブルだけの準備で大丈夫。

相変わらずモアレがひどいが実物は綺麗です。