Dimension 8200の電源のちょいとした修理
最近、LAN関係の不具合が出てくるようになった。症状としては、何回か休止状態を繰り返すと、LANアダプタ自体を認識しなくなってしまい、インターネットやメールができなくなるというもの。
LANアダプタのプロパティを見ると正常に動作しているようだが、IPCONFIGで状況を確認するとIPアドレスの割り当てがうまくいっていない。ルータが原因かと考えたが、他のパソコンは問題なく動作しているのでやはりLANアダプタが原因かも。
ということで、LANアダプタを交換してみることにした。現在使っているのは、Corega CG-LAPCIGTというやつだがこれを手持ちのCorega FEther PCI-TXMに交換。
交換作業自体は全く問題なくさくっと完了した。それでは、早速電源投入。ポチっとな...ん?...電源が入らないんですが...
電源スイッチを見ると、LEDがオレンジ色に点灯している。これは、普通であればスタンバイ状態になっていることを意味している。
なんかの弾みでスタンバイ状態になってしまったのかと、電源スイッチを長押しして電源を切断して、再度電源投入。ポチっとな...ん?...相変わらず電源が入らないんですが...
...段々と不安が増してくる。一体何が原因なのか?
それからがもう大変。マザーボードの設定を初期化するためにコイン型電池を抜いて何日か放置したり、電源周りをチェックしたり、LANアダプタが刺さっていたPCIコネクタをチェックしたり...だが、症状は変わらず、電源スイッチは無常にもオレンジ色に点灯したまま。
DELL関連のBBSを見てみると、なんかもう不吉なメッセージが並んでいる。「マザーの故障」・「電源ユニットの故障」etc...もう、駄目っすか?メインマシンを交代したばっかりなのに、もう交代っすか?
なんだか泣きたくなり、頭に来て蹴っ飛ばそうと思ったりもしたが、こちらの足がいかれそうなので蹴っ飛ばすのはやめた。代わりに、再度内部を点検してみることに。
...あれ?電源コネクタから線が一本抜けている(^^;)...もしかしてこれが原因?
インターネットで電源コネクタの仕様を調べてみると、この黄色い線は+12V出力らしい。
おそらく、ケースのフタを閉める際に何らかのストレスがこの線に掛かってしまい、抜けてしまったっぽい。
それでは、元に戻してやれば復活するかも?ということで、抜けてしまった黄色い線を電源コネクタに戻してやることに...悪戦苦闘の結果、あまり美しくはないけど電源コネクタ復活。
念のため、電源チェッカで電源の動作を確認。んー、しっかりと動作しているっぽい。LEDが一つ点灯していない(奥から2個目)けど、これは-12Vであり現在のATX電源ではほとんど使われていないようだ。
最後に、電源をケースに戻してやって配線を確認して、電源投入。ポチっとな...ん?...正常に起動した...はぁ...
ということで、意外なところに落とし穴があったというお話。くれぐれも電源周りの配線には気をつけることが必要かも。
で、肝心のLANアダプタの症状だけど、全く変わらず。では、じっくりと原因究明することにしますか...