プリンター交換

常用していたプリンターであるCANON Pixus560iの調子が突然悪くなってしまった。

具体的には、画像とかを印刷すると縞模様になってしまう。

mp770_10.jpg

美しい縞模様...ではなく、非常に汚い仕上がり。

ヘッドのクリーニングとかリフレッシングとか印字位置調整とかやっても効果が全くなく、これはもうヘッドの故障っぽい。

今までかなり(4年半程度)酷使していたし、互換インクの使用とかインクの詰め替えまでやっていたので仕方がないかも。

で、CANONの場合はヘッド自体を交換すれば復活するらしいので探してみた。

Pixus560iのヘッドの型番は「QY6-0064」なるもの。

...以前は補修品扱いで一般に販売されていたようだが、今は販売されていないっぽい。オークションでは新品のやつが6,000円程度で取引されている。

...それなら、すっぱりと諦めて後釜を探すのが賢いかも。

ということで、早速ハードオフに行き、ジャンクのプリンターを物色してみた。

ここで発見したのが、CANONのインクジェット複合機である「MP770」。

  • 自動両面印刷機能や用紙カセットを装備
  • 大きくてわかりやすい操作ボタン
  • CD-Rのレーベル印刷機能を搭載
  • コピー&スキャナ機能搭載

2004年12月あたりに発売されており、当時の価格は4万円弱という高級機。

これが2,100円(税込み)だった。印字サンプルを見ても特に問題がないようなので、ゲットしてみた。

持ち帰って早速電源を投入してみると...いきなりエラーが出た(^^;)。

  • プリントヘッドの種類が違います
  • プリントヘッドが正常に動きません

というエラーの合わせ技...

mp770_01.jpg

まず最初にこれ。正しいヘッドだっちゅうーの。

mp770_02.jpg

ヘッドが全く動かず、当然印刷もされない...

...あの印字サンプルは真っ赤な嘘だったんかい!!!と一通り怒ってみたが、しょせんジャンクはジャンクなので諦めた。

ヘッド自体の故障だけなら何とかなるかとも思ったが、ヘッドが動かないのには参った。

こりゃ、マジで修理に出す必要があるかも。

しかし、2,100円(税込み)でゲットしたプリンタの修理代にいくらかかるのか非常に心配。

で、CANONのウェブサイトにアクセスし、修理について調べてみた。

なんでも、「引取修理サービス」というものがあるらしい。

  • 指定日時にキヤノン指定業者(ヤマト運輸)が自宅まで引取りに来る
  • 修理完了後、自宅まで届けてくれる
  • 修理に要する期間は、引取り日より3日から5日
  • 気になる修理費用は、9,450円(一律料金)+1,575円(宅配代)=11,025円

...これは、もしかして安いかも。ということで早速申し込みしてみた。

翌日(8月20日の木曜日)、引き取りに来てくれて、なんと翌週の月曜日(8月24日)にもう修理完了し、俺様宅に到着していた...運送に丸一日掛かったとしても、実働2日間での修理はかなり早いかも。

引き取りの時点ではむき出しの状態で渡したが、厳重に梱包されて到着したプリンター。非常に丁寧な仕事っぷりに感心。

mp770_03.jpg

厳重に梱包されて到着したプリンタ。

修理の内容は、以下のとおり。

  • プリントヘッドの未認識エラー確認 → プリントヘッド(QY6-0049-000)交換
  • タイミングフィルムへの汚れ付着確認 → タイミングスリットフィルム(QC1-4284-000)交換
  • 廃インク吸収体ほぼ満杯確認 → インク吸収体キット(QY5-0144-000)交換
  • 機内点検及び清掃実施

ということで、ほとんど新品同様になったっぽい。ちなみに修理保証期間は約3ヶ月間。

mp770_04.jpg

修理票。非常に丁寧な解説が記載されており、好感が持てる。

次に、インクの交換をしてみた。

取り敢えず最初なんで純正のインクを注文しておいた。型番はBCI-7e4色(BK/M/C/Y)と、BCI-3eBKの都合5本となる。

mp770_06.jpg

純正はやっぱりお高いが、我慢することにした。

mp770_05.jpg

カートリッジの取付けには少々コツが要るかも。

で、早速俺様のパソコン部屋に設置してみたが...かなりでかくて威圧感がある。

ま、昔の複合機だから仕方がないかも知れないが、地震とかあったらおっかないかも(^^;)。

mp770_07.jpg

前に使っていたPixus560iに比べて非常にでかいサイズ。

ドライバをインストールして、印字位置調整をやって、テスト印刷をしてみたが非常にきれいな印刷結果。

ところで、今回の修理代金はトータルで11,025円(税込み)だったけど、この中には運送諸費用として1,575円(税込み)が含まれている。

これは、俺様宅からサポートセンターまでの運送費。

しかし、修理完了後にサポートセンターから俺様宅まで送付する分の運送費が分からないので、修理票上の修理費9,450円(税込み)から上記の運送費1,575円を差し引いてみると、実質的な修理費は7,875円(税込み)になるかも。

これは、正直安いかも知れない...下手に自分で修理に手を出さなくて良かったと心底思った俺様でしたとさ。

あと、補足情報を。

このMP770にはスキャナ機能が搭載されており、今まで使っていた富士通の「PLUG-N-SCAN 1200CUS」の代わりに使えるかと思ったが、意外な落とし穴を発見した。

mp770_08.jpg

今まで使っていたスキャナ。それなりに重宝していた。

それは、プリントサーバ経由だとスキャナ機能が使えないということだったりする。

現在俺様宅ではプリンタの共有のために、プリントサーバであるBUFFALOのLPV2-USB-TX1を使っているが、当然プリンターとPCとの双方向通信はできないし、ましてやスキャナ機能は使えない。

CANON純正のプリントサーバ(いわゆるNetHawk)だとスキャナ機能も使えるということだが、価格が高いようだし、CANONプリンタ専用のプリントサーバなので、後々の使い回しに問題が出るかも。

...で、結局USBの切換器を購入し、プリントサーバからの信号とローカルのPCからの信号を無理矢理切換えて使うことにした。

スキャナ機能を使うときだけローカルのPCと直接USB接続してやれば問題はないので。

mp770_09.jpg

さて、予想外に費用が掛かってしまったけど、新品同様で複合機をゲットした俺様。

これからばんばんと使い倒してやるかと思いましたとさ。