PPTUNEの謎に迫ってみよう!!

PPTUNEとは?

とある日、何の気なしに「にゅーひぐらしblog」をのぞいてみたら、非常に気になるアイテムを発見。

それは、組み立て式のアンプモジュール&スピーカーモジュールである「PPTUNE PPX-001」というもの。

何と、オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社謹製...あのオンキヨーでっせ。

特徴は...

  • シンプルな構成 → モジュール化した小型スピーカーと小型アンプの3つでシンプルに構成されています。
  • 自由なデザイン → デザイン・カラー・素材の自由度を高める事であらゆる商材を実現します。
  • ローコスト・短納期 → 金型などが不要で、ローコストとあわせて短納期が可能です。

アンプ、スピーカーをモジュール化し、様々なデザインが可能なフリースタイルデザインオーディオという売りで、元々は法人向けの商材っぽい。要するに、これを使ってオリジナルのオーディオグッズを作りなはれ、あんさん。ということか。

スペックは...

  • サイズ → 幅213mm×奥行105mm×高さ75mm
  • 電源 DC6V(単三形乾電池×4) → 別売
  • 消費電流 → 390mA(最大出力時)
  • アンプ部 → 外部アナログ入力端子(φ3.5mmステレオミニプラグ)を前面に配置。最大出力 0.5W×0.5W(10%THD時)
  • 入力感度 → 300mV、入力インピーダンス10KΩ
  • スピーカー部 → 35mmフルレンジダイナミック型、インピーダンス4Ω。特殊な接合構造(特許出願中)を有しており、コンパクトながらも安定した音質を実現
  • 電池寿命の目安 → 約30時間(アルカリ電池使用時、50mW連続出力)

2007年8月にリリースされ、当時のメーカーの希望小売価格はオープン価格だが4,980円程度...高いっ。

が、やはりというか全然売れずに最近は投売りされているっぽい(^^;)。

...が、投売りとなると逆に祭りとなってしまうのが世の常

かくいう俺様もGENO(メインページ > アクセサリー館 >スピーカー・ヘッドホン)の通販でお安くゲットした。何と799円/個(税抜き)であり、何個買ったのかは...内緒(^^;)。

PPTUNEの内部構造

数日して、早速俺様宅に到着したPPTUNE。

梱包された外観は、アンプとかスピーカーのモジュールには絶対見えない。

厳重に梱包された各モジュール。

梱包を解くと、各モジュールのお目見え。非常にシンプル&コンパクトにまとまっているかも。

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左がアンプ、右がスピーカー。接続ケーブル付き。

まずはスピーカーから。

いわゆる逆ドーム型のスピーカーで、35mmフルレンジという小さいサイズながらも、作りはかなりしっかりしているかも。

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デザインは秀逸。相当金が掛かっているかも。

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ちゃんとエンクロージャらしいケースも付いている。

...生意気にもバスレフの構造だったりする(^^;)。最大入力は2Wということなので、それなりに音量は出せるっぽい。

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バスレフポートがきちんと付いている。

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インピーダンスは4Ω。

お次はアンプ。

非常に頑丈なプラスチックのケースに格納されている。

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前から見たアンプ。電源スイッチ兼ボリュームが真ん中。

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電池ボックス。単三型乾電池を4本使用。

アンプ自体はICを使っているが、使われているコンデンサーの種類が豊富で、これまたしっかりした作り。

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基板。右側の放熱器が核心部分というかIC。

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左側のランドパターンが太いところがIC。

他の人も指摘しているが、基盤に怪しいパターンがある。

何かのジャックを取り付けることができるようで、ダイオードとかも絡んでいるのでこれは間違いなく外部電源というかDCジャックを取り付けるためのパターン。

ま、何かの機会に取り付けてみまひょ。

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非常に怪しい空きパターン。JK1とは何か?

PPTUNEの組み立て

それでは、実際に組み立ててみることに。

組み立てといっても、各モジュールを段ボール紙製のエンクロージャに取り付けるだけだが、非常に分かりやすい完成図(^^;)がエンクロージャに記載されている。

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あまりにもシンプルすぎるような気がする完成図。

スピーカーはねじ込み式になっていて、エンクロージャ(段ボール紙製)を挟むようにして取り付ける。

よって、別のエンクロージャに取り付ける場合は、取り付け方法を工夫する必要があるかも。

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こーんな感じで組み立てする。非常に簡単。

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背面を撮影。フリースタイルオーディオ。

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正面を撮影。なかなか格好が良いかも。

最後に電池ボックスに乾電池を入れて、フタをする。今回はIKEA謹製の乾電池を使ってみた。黄色がかわいい感じ。

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IKEA謹製の単三乾電池×4本使用。

PPTUNEの試聴結果

それでは、早速試聴してみることに。

電源スイッチ兼ボリュームを時計回りに回すとスイッチが入り、LEDが点灯する。

入力には、手持ちのプレイヤーを接続。曲は...プロディジーの「OMEN」、行ってみよう(^^;)。

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現在、プロディジーを再生中。果たして、音は?

...かなりしょぼい(^^;)...高域はそれなりだが、低域は全くスカスカ

PPTUNEに問題があるのか、ソースに問題があるのか、それとも両方か?

スピーカーのサイズを考えると仕方がないのかも知れないが、少々(かなり?)期待外れ。

ということで、対策を考えてみた。

  • アンプのテコ入れ → アンプが力不足かも。乾電池でなくしっかりとした電源で電圧を少し高めにしてやれば、もっとちゃんと鳴る?しかし、そのためにはアンプ用のICのスペックを見極めする必要がある
  • スピーカーのテコ入れ → やはりエンクロージャが小さく、バスレフといっても背圧抜き程度の効果しかないっぽいので、もっとまともなエンクロージャに入れてやれば良いかも

...なんだか悔しいので(^^;)、大改造してやることを決意した俺様でしたとさ。