大人には聴こえない高周波音とは?
イグノーベル賞にて
いわゆる「裏ノーベル賞」として確固たる位置を確保している「イグノーベル賞」だけど、2006年度の平和賞に気になるネタが。
「* ハワード・ステイプルトン(Howard Stapleton, ウェールズ、マーサー・ティドビル[3]) 十代の若者には聞こえるが大人には聞こえない不快な高周波ノイズを発する電子式ティーンエイジャー撃退機を発明したことに対して。また同じ技術を、十代の学生には聞こえるが大人の教師には聞こえない携帯電話呼び出し音に応用したことに対して。」
要するに、人間の可聴帯域でも上の周波数の音を利用(悪用?)しているらしい。普通、可聴帯域といえば20Hz~20,000Hzのはずだけど、年を取ると高い方の音が聞きづらくなるのは事実。
モスキートノイズ
で、実際にWebで拾ったこの音を聴いてみること(要MP3再生環境)。この音はモスキート(=蚊)ノイズと呼ばれていますな。
あ、音量は控え目でどんぞ。正弦波(いわゆるサインウェーブ)なので大音量で聴くと耳にダメージを与える可能性が大。
この音が聴こえた人、あなたの耳は10歳代から20歳代の若者並みに高周波音を拾えていますぜ。もし聴こえなかった人は、恐らく30歳代以上かも。
ちなみに俺様は...聴こえません(^^;)。長男(13歳)はしっかりと聴こえているというのに...しくしく。
本当に音なんか入っているんかい!!とお怒りのあなたは、メディアプレイヤーとかで確認すること。ばっちり入っているはず...
え?まだ信じられない?ついでに下の画像もどんぞ。
可聴帯域の上限
ということで、餓鬼供を追っ払うためにこのモスキートノイズを利用する大人がいれば、逆に携帯電話の着信音に使うことで大人に気付かれず通話をする若者もいる...
さすがイグノーベル賞、目の付け所が違うっす!!
ところで、実際問題どのくらい高い周波数まで聴くことができるか試してみたい人はこちらをどうぞ。俺様は...14KHzが聴こえなかった...マジ悲しい(^^;)。