調子の悪いPS2を復活させよう!!(その2)
今回は...
前回、レーザーピックアップの出力調整を「超手抜き&運任せモード」(^^;)で成功させた俺様は、調子に乗って別のPS2を調整(修理?破壊?)してぇー。と思っていた。
運良く(?)、会社の後輩のPS2の調子が悪いと言うことなので、無理やりそのPS2を自宅まで持参してもらうことに。お土産有難う、I坂くん。
今回の生贄のPS2は、型番がSCPH-10000。いわゆる初期型の中の初期型。基板のバージョンはV1かV2かV3のいずれか。
結論から言うと、これまた大成功という訳だが、今回思ったのは、「PS2の初期型は造りが良い」ということ。さすがに39,800円で売っても利益が出なかったことだけはあるかも。
調整開始の前に
まずは分解(^^;)。
- PS2を裏返し、ネジ隠しになっているゴム又はプラスチックのカバー(四角いやつ)を取り外してから、ネジを10個外す
- 背面側にあるネジは2本だけ長いので注意すること
- ケースを外すと、シールドのお目見え。シールドを固定しているネジを外してからシールドを取り外すと、基板のお目見え
- 基板とDVD/CDドライブユニットを接続しているフレキケーブルを取り外す。コネクタ部分に黒いラッチがあるので、それを起こしてからフレキケーブルを取り外すこと。無理やり引っ張ると非常にまずいことになる可能性大なので注意
- 次に、本体をひっくり返してDVD/CDドライブユニットを取り外す。下の画像の手前が電源ユニット
- DVD/CDドライブユニット自体は4本のネジで固定されているのでネジを外せば分離可能
- 余裕があればレンズクリーニングを行なうのが吉。例によってイソプロピルアルコール+綿棒でクリーニングすること
- レンズクリーニングするためには、DVD/CDドライブユニットの小さいネジを4本外してから、カバーを取り外すこと
調整開始
今度こそ、本当に調整を開始。
- DVD/CDドライブユニットを裏返すと、ピックアップ基板が見える
- 右側画像の真ん中に黒いネジがあるが、その左右にある半固定抵抗がレーザー出力調整用のやつ。向かって左側がCDで、右側がDVDの出力調整用
- 現在の半固定抵抗の位置にマジック等で印をつけ、時計回りに1ミリほど回してやる
- くれぐれも、回し過ぎないように注意。最悪レーザーピックアップだけでなく本体にダメージを与える恐れもあり
- 回し終えたら、本体を元通りに組み立て直して、テレビにつないでチェックする。症状が変わらなかったら、再調整ということで
...ということで、今回も難なく(?)調整完了。DVDのゲーム(みんなのゴルフ(^^;))がさくっと起動して、I坂くんも非常にハッピーかも(^^)。
思ったよりも簡単な調整なので、「メーカー保証が効かなくなっても全然大丈夫」という余裕のある人(^^;)は是非とも挑戦よろしく。