PCでスーパーファミコンのゲームを遊んでみよう!!

お約束

あなたが吸出したROMデータを他人に販売・配布するなどの行為は、著作権法違反となります。絶対に行なわないで下さい!

スーパーファミコンのエミュレータ

「会社で風来のシレンを遊び倒すプロジェクト(仮称)」という壮大なプロジェクトを企画したけれど、勿論会社にスーパーファミコンの実機を持ち込んで遊ぶということではなく、パソコン上でエミュレータを動作させるということだったりする。

エミュレータを動作させるためには、以下のものが必要。

  • エミュレータ本体
  • ROMデータ
  • ゲームパッド

エミュレータ本体は、色んなやつがあるけどここらへんを参考にお好きなやつをどうぞ。ちなみに自分は「Unoficial Snes9x v1.39 Windows port beta9.9.82」という長い名前のやつを使用中。

次に、ROMデータ。これは、スーパーファミコンのカセットからプログラムを何らかの方法で取り出し(吸出しと言われてます)、エミュレータで遊べる形式にしたやつ。ネット上に落ちているやつは絶対に使用しないこと。もろ著作権法違反。

ゲームパッドはPCでゲームやるならデフォで用意しといた方がベター。キーボードでは操作が大変。ちなみに俺様はスーパーファミコンのパッドをUSB接続タイプに改造して使用中。

それでは、スーパーファミコンのROMデータを吸出す方法を簡単に説明。

ホンコンとの出会いと製作

おそらく、スーパーファミコンのROM吸出し機で一番メジャーなやつが、こーどねーむ「ホンコン」。かくいう俺様もこのサイトに出会えたために、スーパーファミコンのROM吸出しが可能に。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/hongkong.png

現在サイトは閉鎖されてるっぽい。残念。

諸般の事情で開発もなかなか進んでいないようだけど、頑張って欲しいなと切に思っていたりする。あと、常にパソファミと比較されているようだけど、自分はその開発思想、取組みなどは「ホンコン」の方が好きだったりする。まぁ、悪貨は良貨を駆逐するっつうか、常に優れたものが生き残るというわけではないようだけど。

この「ホンコン」は、単にスーパーファミコンのROMを吸出せるだけではなく、アダプタを使用すればファミコンとかゲームボーイ(除アドバンス)とかその他色々なROMを吸出し可能。

実際に、製作例とかが「ホンコン」のサイトに詳しく載っているけど、ユニバーサル基板に部品をどうだこうだと面倒な人(>俺様)は、千石電商基板とか部品とかセミキットを購入してさくっと製作するのが吉。俺様も久々に大量の半田付けに挑戦してみた。

で、完成したのが下の画像。左側のコネクタがパソコンのプリンタポートと接続するためのやつで、その下にACアダプタ用のジャックが付いている。電池であれば006Pの9V電池を使用するけど、ACアダプタがあればその方が経済的。ACアダプタは普通のファミコン用のやつが使用可能(DC10V、850mAでセンターマイナス)。

真ん中がIC群とLED群。半田付けで何が難しかったって、ICソケットとLEDの半田付けだったりする。実物を近くで見るととってもかっこ悪いかも(^^;)。その右側にスーパーファミコンのカセットコネクタ。一番右側が他の機種のROMアダプタを接続するための拡張端子。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong1.jpg

「ホンコン」の全景。久し振りのまとまった半田付けは非常に苦労した。特にLEDの取り付けが面倒。

吸出し開始

はじめに、ハードウェアの設定変更が必要。パラレルポート(プリンタを接続するところ)の設定は、必ず「EPP」モードに設定しておくこと。そうでないと正常に「ホンコン」の制御ができないので。設定の変更は、BIOSの設定からどんぞ。

「ホンコン」をパソコンのパラレルポートに接続し、ROMカセットを挿し込んで電源スイッチオン。その後吸出し用のソフトを起動(OSはWindows2000を使用)。

起動して、問題がなければ下のようなウィンドウが表示されるはず。大概は一発で自動認識してくれるはず。タイトルが文字化けしているようであれば、恐らく原因はROMカセットの端子の汚れ・接触不良だったりする。アルコールと綿棒を駆使して接点を清掃すること。自分は燃料用のアルコールで清掃し、それでも駄目なら接点クリーナーを塗布。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong2.jpg

タイトルが正常に表示されているっぽかったら大丈夫。

うまく認識されているようであれば、「ROMの吸い出し」ボタンをポチッとクリック。そうすればファイル名の入力を要求してくるので、「参照」ボタンをクリックして保存先、ファイル名を指定。ファイル名は前の画面でコピーしておけば楽ちん。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong3.jpg

「参照」ボタンをクリック。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong4.jpg

適当なファイル名を入力。拡張子は「SFC」が無難。

次に、「OK」ボタンをポチっとクリックしてやれば吸出し開始。LEDが激しく点滅して目が痛くなるかも(^^;)。ところで、吸出しているソフトについてはノーコメントで(^^;)。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong5.jpg

怪しいソフトと怪しいLEDの点滅(^^;)。

...しばらくして、無事に吸出しが完了すると、画面下部に「チェックサムOK」と表示されるはず。これでバンバンザイだけど、「チェックサムNG」と表示される場合、恐らく原因はROMカセットの端子の汚れ・接触不良だったりする。再度クリーニングしてトライ。

あと、ROMカセットに特殊なチップを採用している場合とか、いわゆる「3本足」のROMカセットの場合は吸出しができない。この場合は素直にあきらめるか、神が開発してくれるのを待つか、自分で何とかすること。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong6.jpg

「チェックサムOK」が出ればめでたしめでたし。

吸出し完了したROMファイルをエミュレータに食わせると...とうとうPC上でスーパーファミコンのゲームが可能に(^^)。お手持ちのROMカセットをばんばんと吸出してエンジョイすべし(^^)。

https://hkjunk0.com/wp-content/uploads/winhongkong7.jpg

...萌えー、か?(^^;)。

この次は、同じく「ホンコン」を使ったファミコンのROMカセット吸出しに挑戦する予定。