1998年9月15日(火)~台風5号上陸!!
年中行事?
我が家は、埼玉県与野市(現在はさいたま市中央区)の中でもかなり低い所にあり、下水道のパイプも細く、集中豪雨の場合あっさりと床下浸水に見舞われる可能性が大きい。
というわけで、台風5号が到来する15日の夜に、事前の準備として「床下収納庫のブツを引き上げ」という作業を実行。といってもただ床下収納庫を空っぽにするだけなんだけど。
次に、「トイレに行っておく」ことも重要。水が上がってくると水洗トイレが使用不可能に。水が流れず、「ぼこぼこ」と逆流気味に音を立てるトイレ、想像しただけで恐ろしい。
最後に、「バイクの避難」。よくニュースで、車が半分水に浸かりながらも走っているのを見かけるけど、バイクは無理っしょやっぱり。ということで原チャリを近所の駐車場に移動。
せっかくなので(^^;)、水が上がりそうな状況をデジカメで撮影。
どしゃ降りなもんで、玄関からしか撮影できなかったけど、玄関の入り口あたりまで水が迫っている。特に右側の写真では右上のあたりの波紋とか、漂う木の葉が切なく、悲しい。大体夜中の11時頃の撮影。
サンダルを履いて玄関を出ると、あたり一面水没...。20センチ~30センチくらいか?歩くとかなりの抵抗感。お向かいのおじさんと、「いやぁ、結構すごいですねぇ」と挨拶を交わしながらそこらへんを徘徊。まだまだ雨の勢いは衰えず、どうなるかと不安に。トイレも予想通り「ぼこぼこ」音を立ててるし...
少し雨が小降りになってきたので寝る...と、突然「ピンポンパンポン」とチャイムの音。どうやら与野市の放送らしい。何を言っているのかよくわからないけれど、多分警戒しろということか。でも、雨はかなり弱まってきたので、そのまま爆睡。
翌朝、水も引いていて特に問題も無いようだったので、そのまま会社に行ったら、みんなに、「家、どうだった?」とか「大丈夫?」とか立て続けに聞かれる。「いやーそんなに心配してもらわなくても」と答えたんだけど、話を聞くと、与野市の水害が全国放映されたとのこと。しかもかなり近所。床上浸水で、当然畳までいっちゃったとのこと。
家に帰ると、奥様が「床下収納庫を拭いていたら、下が濡れていた」とのこと...やっぱり床下浸水してたか...。早く床下を乾燥しないとまずいなぁと思いながらも、結局何もやっていない。毎年2~3回はあるもんな...もはや恒例か?
白蟻がのさばっていないことだけを祈りつつ...
後日談
その後、床下浸水でも証拠写真さえ撮れば2万円がもらえるということなので、それ狙い(^^;)で会社の共済保険を掛けたところ、なぜか現在まで全く大雨はなし...。また、最近道路工事を行ない、アスファルト舗装+配水管を太くしたので大雨については多分今後は大丈夫なはず。