記念硬貨
地方自治とコインとの関係
確か2008年11月中旬だったが、会社の人にあることを頼まれた。
それは、地方自治法施行60周年記念のコイン(5百円)をゲットして欲しいということだった。
いつも出入りしている銀行では、諸般の事情により準備できないとのこと。
それまで、そんなコインが発行されることなんて全然知らなかった俺様だが、何となく興味が湧いてきた。
- 平成20年度から平成28年度までの間、47都道府県ごとの図柄により発行される
- コインは2種類あり、「千円プレミアム型銀コイン」と「五百円バイカラー・クラッドコイン」というもの
- 五百円コインについては引換開始が12月10日であり、初回は北海道・京都府・島根県の3種類
こういうコインは、やはり全ての都道府県を揃えなければまずいだろうということで、俺様も集めることにした。
ただし千円プレミアム型銀コインはお値段が6,000円と高いので、五百円コインで妥協(^^;)。
最初の3種類
ということで、12月10日に銀行に行って購入。
- 裏面は古銭のイメージで、地方自治の文字が入っている → 各都道府県共通
- 表面はそれぞれの都道府県の図柄
- 北海道は、洞爺湖と北海道庁旧本庁舎
- 京都府は、国宝「源氏物語絵巻」やどりぎ宿木二(部分)
- 島根県は、銅鐸とその文様・絵画
この五百円コインは、よく見ると真ん中と周囲で色が違っているが、これは「バイカラー・クラッド貨幣」というやつで、海外ではよくあるタイプのコインだけど、日本ではお初らしい。
- 2種類の異なる金属の組み合わせ(=バイカラー)
- 中央部分をサンドイッチ状に2種類の金属を挟んでつくった(=クラッド)圧延版から製造
- 周囲はニッケル黄銅の黄色、内側が白銅および銅の銀色(銅75%、亜鉛12.5%、ニッケル12.5%)
かなり綺麗で感心したが、これから8年間に渡って残り43都道府県のコインをゲットできるかどうか、非常に心配かも(^^;)。
ミントセット
話は変わるが、地方自治法施行60周年記念のコインの情報を収集するために造幣局のサイトを覗いたけど、色々と面白い情報が転がっていた。
その中で特に俺様が興味を持ったのが「ミントセット」なるアイテムというかコインのセット。ミント(MINT)は、造幣局を意味していて、日本の場合は「Japan Mint=独立行政法人造幣局」ということらしい。
で、昭和44年から毎年コインのセットをミントセット(通常貨幣セット)として販売しているようだけど、平成20年のやつが非常に格好良く見えたので注文してみた。
注文すると、郵便局の振替用紙が送られてくるので送金するだけでOK。
下の画像がケース(紙製)であり、どっかで見たことのあるイラストが散りばめられている。
下の画像がプラスチックのケースに収められた平成20年銘のコインで、ぴっかぴかのコインが非常に美しいかも。
ところで、2009年1月現在で発行されているコインのスペック(?)を参考まで。
種類 | 意匠(表) | 素材 | 量目(g) | 直径(mm) | 縁 |
---|---|---|---|---|---|
1円 | 若木 | アルミニウム | 1.00 | 20.0 | ギザなし |
5円 | 稲・歯車・水 | 黄銅 | 3.75 | 22.0 | ギザなし |
10円 | 平等院鳳凰堂 | 青銅 | 4.50 | 23.5 | ギザなし |
50円 | 菊花 | 白銅 | 4.00 | 21.0 | ギザあり |
100円 | 桜花 | 白銅 | 4.80 | 22.6 | ギザあり |
500円 | 桐 | ニッケル黄銅 | 7.00 | 26.5 | 斜めギザ |
1円玉の直径が2cm丁度で、重量が1g丁度というのは何かの役に立つかも(立たない?)。
ま、これからも定期的に造幣局のサイトをウォッチしようと心に誓った俺様でしたとさ。