ひかり電話対応ルータを無線化してみよう!!
無線化のご依頼
ある日、会社の上司から自宅マンションのLANを無線化したいとの相談を受ける。
- 現在光回線を引いており、普通にひかり電話やインターネット(ギャンブル全般)をやっている
- ルータとノートパソコンまでの距離がそれなりにあり、LANケーブルで接続しているが酔っ払ってLANケーブルを足に引っ掛ける事故が多発(^^;)
- ということで無線化できないか、ゴルァということ
思い出してみると、上司のLANの設定も俺様がやっていた。ということで、しぶしぶと快諾(^^;)。
レンタルするか、しないか
ルータは、NTTのRT200KIであり、俺様が現在自宅で使っているブツと同じ。
- 最初は、外付けの無線LANのアクセスポイントを増設しようかと思ったが、よく考えるとRT200KIは無線カードを食わせてやると簡単に無線化ができるはず
- しかし、純正のSC-32KIというカード以外の使用は認められていないし、おまけにそのカードはレンタルのみで提供されている。レンタルでやるのも契約とかが面倒だし、第一レンタル料が勿体無い
- それでは、SC-32KI互換の無線LANカードがあれば、なんとかなるのでは?
それではと、情報収集をしてみるとそのものズバリのネタが。
- SC-32KI互換の無線LANカードは、プラネックス・アイオー・バッファロー等の有名どころから発売されている
- Atheros Communications社の無線LANチップセットが使われているのが必要最低条件
- 更に、「Super AG」とかいう規格に対応していれば大丈夫っぽい
最終的に、オークションでバッファローの「WLI-CB-AMG54」を2枚ゲット。1枚はルータ用で、もう一枚はノートPC用。
設定開始
某月某日の夜中に、上司のマンションを訪問...それなりに掃除をしてくれていたらしい(^^;)。
コーヒーを飲みながら設定開始。
まずは、RT200KIの上部のカバーを外す。そうするとPCカードスロットが姿を現す。
次に、PCカードスロットに無線LANカードを挿入する。カードの向きというか方向に注意。
無線LANカードを挿入すると、一瞬RT200KIのアラームランプがオレンジ色に点灯し、消えるはず。同時に無線LANカードの電源LED及びリンクLEDが点滅する。
ここで一瞬あせったのは、無線LANカードの電源LEDが「点滅し続けた」こと。普通こういうカードの電源LEDは、電源が入ると点灯したまんまになると思うが、点滅を続けていたので動作がおかしいのではと不安になった。が、結局この無線LANカードは、電源LED点滅がデフォルトの仕様であることが判明。あんまりあせらせるなよ>バッファロー。
次に、RT200KIのカバーを元に戻して有線LANのままでルータの設定を開始。
- インターネットブラウザにRT200KIのIPアドレス(192.168.1.1)を入力し、ID及びパスワードを入力後設定画面に入る
- 「ルータ設定」→「無線LAN設定」→「暗号化設定」で、暗号化方式と暗号化キーを入力。今回はWEPの128Bitを選択
- 次に、「基本設定」で無線LANカードからのANY接続を許可する
- 設定を送信し反映・ルータ再起動を実行。120秒待つ
これにてルータ側の設定は完了したので、次にノートPCの無線LANカードの設定を行なう。
- 最新の無線LANカードのドライバとユーティリティを、バッファローのウェブサイトからダウンロード
- 無線LANカードを挿入せずに、ドライバのインストール実行。途中で無線LANカードを挿入するよう要求されるので、その時点で入れてやる
- 次に、ユーティリティをインストール
- ユーティリティを起動し、アクセスポイントを捜索して暗号化方式及び暗号化キーをルータのそれと同じに入力
- 難なく接続に成功。LANケーブルを外して、きちんと通信できているかを確認
ついでに窓の手を導入してMTU及びRWINの値も再設定。速度もそれなりに出るようになり快適快適。
総括
ということで、無線LANカードをレンタルせずに安価に安易に無線化完了。これで、LANケーブルを引っ掛けるという事故は起こらないはず(^^;)。
但し、将来的にRT200KIのファームの対応により、純正カード以外の使用ができなくなる可能性もあり注意が必要。
ま、取り敢えず今使えりゃいいんだよということで。