ハードディスクをデフラグしてみよう!!
事の始まり
最近、会社で使っているノートPCの動作が妙に重い。サイズが小さいエクセルやワードのファイルを開こうとしても、かなりもたつく。
早速マイコンピュータのハードディスクのプロパティからディスクの最適化の状況を見て、絶句...
なんか、もの凄くファイルが断片化してるように見えるんですが...
ご存知の通り、ハードディスクは中でディスクが回転しており、ヘッドが移動してファイルの読み書きを行なっているけど、ファイルの作成や削除を頻繁に繰り返すと、一つのファイルであっても、ディスクのあちこちに分散して記録されるようになったりする。
そうなると、一つのファイルを読むにしてもいちいちヘッドがあちこちに移動することとなり、無駄が生じてしまう。この状態が、フラグメント(fragment)。「fragment」は「断片」という意味。本来連続した情報(ファイルやメモリ)が、小さな、不連続なブロックに分断された状態。
上のグラフで、赤い個所が「断片化されたファイル」ということで、青い個所が多ければ多いほど断片化が少ないということ。
この状態ではさすがに動作も重くなるわなと、早速最適化(デフラグ)を行なおうとしたけど、ここまで酷い状態だとWindowsXP純正のデフラグツールでは手におえないようで。全く何もやらずに終了してしまう。なぜ最適化できずに終了してしまうかというと、恐らく一旦ファイルを退避させ、結合させるためのディスクの空きエリアが無いため。
次の一手
ということで、WindowsXP純正のデフラグツールをあきらめ、次の一手へ。
デフラグ専用(?)のツールとして有名な「Diskeeper」というソフトがあるけど、その無料お試し版をダウンロード。現在では探すのが難しいようだけど、「dklite.exe」というファイル名で探せば見付かるかも。
早速インストールし、ディスクの断片化の状況を分析させたところ、下のようなレポートが。
「相当やばいでっせ、旦那ぁ」といった感じ(^^;)。
下が「Diskeeper」による実際の断片化の状況のグラフ。見るも無残な状況(^^;)。しかも、空きエリアも無いし。
「Diskeeper」は、Windows純正のデフラグツールに比較して高性能を謳っているけど、果たして最適化をきっちりとやってくれるかどうか?
では、最適化実行!!!
...駄目(^^;)。Windows純正のデフラグツールと同じく、全く最適化を行なわずに終了してしまう。一体どーすりゃいいの?
因みに、この「Diskeeper」は、インストールするとWindows純正のデフラグツールと置き換わってしまう。アンインストールすれば元の状態に戻るのであせらないように。
最後の一手
ということで、かなり困ってしまい、最後の手を使うことに。
これまた有名なツールとして、「PerfectDisk」というソフトがあるけど、これを試してみることに。
このソフトは、機能が完全なままで試用ができるので安心。もし効果が無ければ即アンインストールということで。先の「Diskeeper」より更に高機能で、ディスクの空きエリアが少なくても最適化してくれるようで。また、頻繁にアクセスするファイルをハードディスクの内周に配置し、高速なアクセスを可能にしてくれるとか。
早速インストールして、分析を実行。小さいドットが断片化しているファイル。これまた相当酷い。
で、早速最適化の実行!!...しばらく経つと...ばんざーい!!!
しっかりと最適化が完了!!
有難う、「PerfectDisk」!!その名の通り完璧ですよ、あんた。
それから
最初に試した、WindowsXP純正のデフラグツールで効果の程を確認。きっちりと最適化されとりますぜ、旦那ぁ。
ということで、ノートPCは今までのもたつきが嘘のようにさくさく動作していたりする。
こういうことにならないように、定期的に最適化を実施するのが良いですな。
...っていうか、ここまでほっておくなよ>俺。