ユーザー車検に挑戦してみよう!!
ユーザー車検とは?
ユーザー車検とは、要するに、車のユーザーが自身で車検を通すということ=個人で自動車を検査場に持ち込み車検を受けるということ。
昔はできなかったことだが、規制緩和のお陰でユーザー車検が可能となり、俺様もガイアさんの前のカローラさんで挑戦したことがある。しかも3回連続。
ユーザー車検のメリットは、費用を安く抑えられるということ。また、普段は運転するだけの自分の車の構造とか仕組みを知ることができるということは意外と面白かったりする。デメリットは非常に手間と時間が掛かるということ。昔はそれなりに暇だったので、平日に休暇を取って車検場に持ち込みということも平気でできたが、さすがに今は難しい。
で、当時のデジカメ画像が発掘され、何かの参考になるかも知れないのでユーザー車検の手続について簡単に説明。
ユーザー車検の手続
ユーザー車検の手続は以下のとおり。
- ユーザー車検をどこの検査場でやるのかを決定し、予約する
- 検査場を下見し、必要書類をゲットし、必要な項目を記入する
- 車検の前日までに車の点検・整備を行なう
- 当日になったら必要書類と車を検査場へ持ち込み、書類をチェックしてもらう
- 書類が問題なければ実際にライン検査を受ける
- ライン検査に合格したら車検証を交付してもらう
...書くと非常に簡単そうに思えるが、実際の当日は、かなり忙しいかも(^^;)。
まずはどこの車検場で受験するか決めること。別に管轄の車検場でなくても問題ないので、最寄の車検場に電話で予約する。俺様の場合は所沢の車検場を予約。
で、車検場へ出向いて必要書類を購入する。購入が必要な書類は下記の【検査場で購入する必要があるもの】を参照。
準備するもの(書類編)
必要な書類は以下のとおり。
手元にあるはずのもの
- 自動車検査証(車検証) → これがないと始まらない。必ず車に搭載されているはず
- 自賠責保険証書 → 車検の当日に新規に契約する必要あり。で、新旧の証明書が必要
- 自動車税納税証明書 → 年1回支払っているもの
- 点検整備記録簿 → 事前に各点検項目の点検結果・整備内容を記入。必ず車に搭載されているはず
- リサイクル料金等預託証明(リサイクル券) → 払っていない場合は購入が必要
検査場で購入する必要があるもの
- 自動車検査票 → 検査手数料分の収入印紙を貼付して、ライン検査時に各検査項目の合否を押印する(検査機械が自動的に押印)
- 継続検査申請書 → 継続検査を受ける際の申請書類
- 自動車重量税納付書 → 重量税分の収入印紙を貼る
これらの書類の中で、自動車税納税証明書は自動車税を納付したあとで行方不明になりやすいので注意。すぐに車検証とかと一緒にしておけば大丈夫。
準備すること(作業編)
作業といっても、点検を自分で行なって、点検整備記録簿に記入するだけ。その際に不具合が見付かったら、整備に出す必要がある。不具合をそのままにしておいて、点検整備記録簿だけ問題がないようにごまかしても車検当日にばれるので注意すること。
点検はそれなりに面倒なので、車いじりが好きな友達がいれば巻き込むのが吉(^^;)。
なお、ブレーキやヘッドライトの光軸調整など調整が難儀なものは、車検場近くにある「テスター屋」に頼むのもあり。費用は多少かかるけど、実際の車検場にある機器を使って調整してくれるので安心感は増すかも。
車検当日の手続き
当日は、必要な書類を全て持参して車検場に持ち込み、必要な書類に必要な印紙を貼付する、ていうか購入する。ここで書類はバインダーに挟んで持ち運ぶのが吉。
- 重量税
- 検査手数料について、売店で印紙を購入し貼付
また、自賠責保険の更新も行なっておく。その後納税確認のハンコをもらう。
で、車検の受付窓口に書類の一切合切を持ち込んで書類をチェックしてもらい、OKであればいよいよ検査に突入。
ところで、検査に突入する前に、下記の作業が必要になるので注意。そのままラインに並ぶと多分叱られるかも(^^;)。
- ホイールカバーを外す(4輪とも)
- ヘッドライトが4灯のやつであれば、LOW側を段ボール紙とかで隠しておく
- 運転席側の窓を全開にする
車検ていうか受験開始~外観検査編
まずは、外観検査。文字通り見た目の検査が中心。
- 検査官が来るので車検の書類を渡し、ボンネットを開けて車体番号の確認をしてもらう
- 車に乗り込み、検査官の指示通りに機器類を操作する。例えば、「ヘッドライト点灯」とか「クラクションを鳴らす」とか
- 外観検査に合格すると、自動車検査票にハンコをもらえるので次のステップへ
ライン検査編
次は、実際に車検のラインに入ることになる。基本的には検査機(記録装置)の指示に従ってやるだけ。
検査の手順は以下の通り。
- サイドスリップ検査
- ブレーキ検査
- スピードメーター検査
- 排ガス検査
- 下回り検査
それぞれの検査が終わったら、記録器に自動車検査票を差し込んで記録してもらう。
下回り検査が終了したら、ラインの最後にある「総合判定所」にいる検査官に全ての書類を渡してチェックしてもらう。
最終的に各検査項目に不具合がなければ合格。不合格の項目があれば近くの「テスター屋」や「整備工場」にでも持ち込んで調整してリベンジということになる。
それから事務所に戻って窓口に書類を渡し、新しい自動車検査証(車検証)とシールをもらって、シールを張り替えてお終い。お疲れさん。
...今考えると、車検は本当に面倒な手続きだと思う。車が大好きで、時間に余裕があってこそユーザー車検は可能になるということで。