掘り出し物のサウンドカード?
ジャンク漁りの醍醐味
俺様がジャンク漁りをするのは、やはり当たりというか掘り出し物を発掘できたときの自己満足というか、そういう訳の分からないものが動機だったりする。
当然当たりがあれば外れもある訳なのだが、懲りずにハードオフ巡りとかをやっている日々かも。
で、ジャンク漁りと言ってもハードオフ巡りだけではなくリサイクルショップやPCパーツショップも捜索しているのだが、大宮のドスパラで久々にホームラン級のジャンクを発掘したのでご報告。
至高のサウンドカード?
ドスパラではたまにジャンクと称してガラクタを格安で販売しており、その殆どが文字通りのガラクタだったりするのだが、俺様がたまたま捜索に入った時に見慣れないカードが入っていた。
それは非常に高級そうに見えるサウンドカードであり、ONKYOのSE-200PCI LTDと記載されている。
...確かONKYOのPCIサウンドカードの最高峰であり、LTDと付いているのでアニバーサリーモデル...それがなんと500円?...速攻でレジへカードを持っていき、まわりのやつに極力悟られないようにこっそりとお買い上げしたのは言うまでもない(^^;)。
で、俺様宅に持ち帰って少し冷静になってみたのだが、やはり500円ということは何らかの不具合やら欠陥があるのでは?と疑心暗鬼になってきた(^^;)。
ま、そんときゃ修理すればいいっかとまたお気楽な気持ちになり、手持ちのONKYO製のカードと比較してみることにした。
現在俺様が持っているONKYO製のサウンドカードはSE-90PCIとSE-80PCIがあるのだが、SE-90PCIで比較...つうかSE-90PCIは再生専用なのであまり比較にならないのだが。
見た目は明らかにSE-200PCI LTDの方が高級感というか重厚感溢れる感じ...コンデンサがふんだんに使われており、銅製のシールドがかっちょえぇ...で、重量も圧勝。
例によって我慢ができなくなり(^^;)、シールドの蓋を外してみると中にはオペアンプが6個入っていた。
オペアンプはTIのNE5532APであり高性能でローノイズのデュアルオペアンプなのだが、もっと高級なやつが使われているのではないかと思っていた俺様、ちと拍子抜け。
...ここは将来ソケット化して色々なオペアンプで遊んでみたいとも思ったのだが、巷の改造記事だとカップリングコンデンサの交換の方が劇的な音質の変化があるということらしい。
...コンデンサの交換となるとかなり泥沼にはまる気がしたので、取り敢えず何もせずに試聴してみることに。
実際に聞いてみる
ということで、いよいよ試聴。
その前に、このカードのスペックというか特徴を並べてみると、
- PC内部からの外来ノイズをシャットアウトするため銅シールドカバーを採用
- 品質を徹底的に極めた新開発の「AUDIOコンデンサー」搭載
- 最重要部の回路には「カスタムAUDIOコンデンサー」を搭載
- 高品質コンデンサー「OS-CON」搭載
- メインチップに「VIA Envy 24HT」を採用
- 高級DAC Wolfson社製 「WM8740」搭載
- ±10PPMの高精度クロック搭載により、精度の高いD/A変換の実現
- 超大型電解コンデンサーによる安定した電源供給
- グランド電位の安定化を図る銅バスプレートを2ch&7.1ch両出力回路に搭載
能書きだけでもめまいがしそうだが、実力は如何に?
テストするマシンは俺様のジャンク人柱機である2号機...マザーがABITのBH6&OSがWin2Kという博物館仕様であり、これで動けば大丈夫(^^;)。
なにしろ500円でゲットしたカードであり、火を噴くのではないかと恐る恐るカードを取り付け、電源を入れる...何事もなくWin2Kが起動...で、カードを認識し、デバイスドライバを要求してきた。
ここで前もってダウンロードしていたドライバを当ててやると...これまた何事もなくドライバの組込み完了。
早速ヘッドフォンを接続して試しにWAVファイルを再生してみると...ほぼ無音の状態からいきなり音が飛び出してきてのけぞってしまった(^^;)。
...全然オッケーじゃん...高域も低域もクリア且つ抜けもよく、やはり今まで聴いたサウンドカードの中でも飛び抜けている。
こりゃ文字通りの掘り出しもんだ...くっくっく...これだからジャンク漁りはやめられまへんな~、と一人悦に入る俺様でしたとさ(^^;)。