手づくりプッチンプリン

とある週末、金曜日...大学のサークルの連中と大宮で飲み、いい感じで酔っ払った俺様は、与野駅から俺様宅へふらふらと歩いていた。

で、途中、コンビニで立ち読みでもするかと思い立ち、店内に侵入。

「鬼平犯科帳」とか「仕掛人・藤枝梅安」のコミックを読み、さて帰るかとレジの横を通過した瞬間、レジの前に積まれていた「処分品」の山の中に、とあるアイテムを発見した。

それは、「手づくりプッチンプリン」なるもの。

...あのプッチンプリンが手作りできるのかぁっ!!と思った俺様、処分品とはいえ少々お高い値段だったが迷わず手に取りレジへ提出...毎度あり(^^;)。

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「手づくり」の文字が眩しい?プッチンプリン。

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こめられたこだわりとは、一体何なのか?

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本物の牛乳300mlが必要だったりする。

内容物としては、大ぶりの容器とプッチンプリンの素、そしてカラメルシロップの3点セット。

容器の底には、プッチンプリンをプッチンプリンたらしめる「ツマミ」がしっかりと付いている。

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マニュアルも入っていました。

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おなじみのプリン容器の底。

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これがあの「ツマミ」だ!昔は特許だった(^^;)。

マニュアル、というかつくりかたガイドには、製法が懇切丁寧に記載されている。

Q&Aもしっかりとあるのだが、作ってからだと遅いんでないかい?

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発売が1972年って、40歳か(^^;)。

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できあがり予想図。果たしてこんなにうまくいくのか?

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不具合と、その原因が事細かに記載されているQ&A。

では、早速製作開始といきますか...。

手順①

まず、中鍋にプッチンプリンの素を全量入れて、牛乳を少しずつ注いでダマがなくなるまでかき混ぜる。

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手前がカラメルで、奥がプッチンプリンの素。

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中鍋にプッチンプリンの素を投入。

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普通の牛乳300ml。ダマが残らないようにかき混ぜる。

手順②

カラメルは別の鍋で袋のまま湯煎する。

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水は多めで。で、お湯は捨てないでそのまま。

手順③

牛乳を入れて混ぜたプリンの鍋を中火にかけ、焦げないように混ぜつつも沸騰したら弱火にして更に1分間だけかき混ぜる。

で、1分経ったら火を止めて、そのまま1分間かき混ぜを継続しながら粗熱を取る。

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くれぐれも焦がさないように気をつけること。

手順④

プリンをすばやくカップに注ぎ、続いてカラメルをプリンの中心に注ぎ込む。

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プリンをすばやくカップに注ぐ。

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カラメルを中心に投入。

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見事にプリンの底部に沈んだカラメル。

手順⑤

最後にプリン全体を10分程度、人肌になるまで冷やしてから冷蔵庫に入れ、4時間以上掛けて更によく冷やしてできあがり。

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人肌になるまで冷却中。

ということで、ついに完成した手づくりプッチンプリン。

いよいよ試食ターイム。

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完全に固まったかと思われるプッチンプリン。

お約束のプッチンを実行すべく、容器をひっくり返して「ツマミ」を恐る恐る「プッチン」する...。

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ひっくり返して、緊張の一瞬を迎える。

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「ツマミ」をポチッと、ではなく「プッチン」すると。

次の瞬間、驚くべき事態が...何と、カラメルを容器の上部(というか最初は下部)に残したまま、音を立ててプリンが皿に落ちた...(^^;)。

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プリンだけがぼとっと落ちた。

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カラメルが殆ど載っていない状態のプリン。

...なぜカラメルが一緒に落ちないんだ!!といきり立った俺様、早速つくりかたガイドのQ&Aを見てみると、

Q:プッチンした時にカラメルが落ちてこない。(プリンとカラメルが分離した) A:①手順④で既にカラメルが冷えてしまっている事が考えられます。 (カラメルが固まり、容器の中でプリンとカラメルが完全に分離してしまっている)

とあった。

手順④でプリンを容器にすばやく注ぎ、次いでカラメルをプリンの中心に注ぎ込むのだが、カラメルを注ぎ込んだ時点で既にカラメルが冷えていたということか?

...ありえねー(^^;)。ちゃんと容器の底まで沈んだのに!!

ま、仕方がないので容器の底にへばりついたカラメルをプリンの上にスプーンでこそぎ落とし、一応完成。

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しぶとく容器に居残っているカラメル。

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取り敢えずプリンとしての体裁は整ったと思う。

見た目は少々よろしくないのだが、完成した手づくりプッチンプリンは俺様&奥様&次男坊でしっかりと完食。

ちゃんとプッチンプリンの味がしたのは当たり前?

ということで、コスパはともかく手づくり感が満載のこのプッチンプリン、もし見かけたら是非とも挑戦して欲しいと思った俺様でしたとさ。

...次回はもっとでっかいプッチンプリンに挑戦してみるか(^^;)。