ゲームボーイアドバンスの液晶を明るくしてみよう!!

反射型の限界

たまーに子供達が遊んでいたりするゲームボーイアドバンス(以下GBA)だけど、何が問題かというと液晶画面の暗さが大問題だったりする。

GBAの液晶は、いわゆる普通の反射型液晶なので、少しでも暗いところだと全く画面が見えなくなってしまい、非常に目に悪い。これじゃこっそりと布団の中でゲームができない(^^;)。

十字キーやボタンなど、GBAの操作性は非常に良いと思っているので、液晶さえ何とかなればなーと常日頃思っていた。

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ピンク色のGBA。実はニコイチだったりする。

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シャーマンキングのオープニング画面。何がなんだか判らないほど暗い画面で、絶対目を悪くする罠。

改善案の立案

それなら、意地でもGBAの画面を明るくしてやるぅということで、色々と情報収集を行なった結果以下の事実が判明。

  • 反射型だけに、フロントライトを装着して画面を明るくするやり方がメジャー
  • フロントライトのタイプとしては、「AfterBurner」というやつがダントツの人気だがとっくの昔に絶版だし工作の難易度が結構高いらしい
  • いっそのことミクロやSPやDSを買った方が精神衛生上良い(^^;)

...全然駄目やん...やっぱり素直に買換えかぁ?と思っていたら、「貼ってクリア!フロントライト」というキットを発見。

これならイケるかも?ということで早速注文。あ、香港の怪しげなショップでお値段はUS$19。

数日して忘れた頃に到着。2週間くらい掛かるという話だったがあんまり早く到着して拍子抜け。

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パッケージ表面。GAMETECH製。

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パッケージ裏面。割と簡単に装着できるみたい。

パッケージを開けると、部品や工具がすっきりとまとまって入っていた。

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赤いのがGBAのシールドを剥がすための工具。黒いのが電源供給ユニット。黄色いのはスクリーンとか。

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保護シートは必ず剥がしてくださいとの注意書きが。

改善案の実施

それでは、実際に取付開始。ここで強調したいのは、ホコリの全くない環境で作業して欲しいということ。微小なホコリでもシリコンシートに付着すると出来上がりが美しくなくなるので、できればクリーンルームを借りて、素っ裸で作業するくらいの気合で取り組んでもらいたい(^^;)。

まずは専用工具でGBAの液晶を保護しているスクリーンを引っぺがす。

次に剥き出しになった液晶画面の上にシリコンシートを載っける。ここでホコリが付着しないように気を遣うこと。実はここでホコリが付着しまくりで、シリコンシートを何度も水洗いして乾燥して貼り付けてといった無限ループに(^^;)。

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専用工具でえいやっとスクリーンを剥がす。

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位置合わせのシートを使ってシリコンシートを液晶画面の上に載せる。ここで液晶画面とシリコンシートの間にホコリが付着すると、いやーんな仕上がりになるので注意。

次に、キットに付属のスクリーンをシリコンシートの上に載せて固定。ここでもまたホコリが付着しないように精神統一。

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キットに付属のスクリーンを固定した状態。

下の画像は電源供給ユニット。通信コネクタとかも見えますな。

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電源供給ユニット。

下の画像が電源供給ユニットを裏返した状態。手前にある接点みたいなところから電源供給。

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2003年製造のキットらしい。

下の画像が電源供給ユニットを分解した状態(^^;)。通信コネクタはスルーで接続されており、電源スイッチは輝度調整用のボリュームと接続されている。

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ぎっしり詰まっていたりする。

最後に、電源供給ユニットをGBAにぐさっと挿すと完成。思っていたよりとっても簡単。

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反対側から見た図。

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電源供給ユニットをぐさっと挿すと完成。簡単。

電源供給ユニットを違ったアングルから撮影。カブトムシみたいと家族が言っていたけど、確かに。

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真ん中に輝度調整用のボリュームが。

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こちらは電源スイッチ。

で、早速遊んでみることに。タイトルは最初と同じくシャーマンキングで。ポチッとな...お、明るい。これなら布団の中でも遊べそう(^^;)。

但し、最大の輝度にしておくと、非常に電池の持ちが悪くなる。ま、しょうがないか。

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電源投入前。相変わらず暗い...

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電源投入後。ぱっと見あまり変わらないように見えるが、実はかなり明るかったりする。シリコンシートが全体的に光っているんですわ。

今回の改造、結論から言うと「割と微妙」かも(^^;)。明るいのは明るいけど、ここまで手を掛けるんなら素直にミクロとかSPとかDSを買っちまえ(^^;)という感じ。