テレビゲームの元祖様を復活させよう!!
運命を信じますか?
とある日、いつものようにハードオフ巡り(^^;)をしていたところ、怪しいゲーム機を発見。
で、考える間もなく速攻で確保...日頃の行ないか、たまーにこういうレアなやつにぶち当たる。らっきー。
持ち帰ってあれこれ調べると、1977年あたりに「DAZZLA」というメーカーの作ったテレビゲームらしい。まだ分解していないけど(^^;)、おそらくこの手のゲームはGI社の「AY-3-8500-1」というチップがお約束で使われているはず。
型番は「M-010-4」。4種類のゲームが遊べるようで。
- テニス
- フットボール
- スカッシュ
- プラクティス(練習)
「AY-3-8500-1」のチップであれば、他に光線銃とかのゲームもできるはずだがこのゲーム機にはついていない。
コントローラーに相当するパドルは取外しがきくようで、というか付いていなかったので自作する必要がある。

ぱっと見、ゲーム機には見えないかも知れないコンソール。

「だずら」って言う発音かねぇ。
裏面。単2電池を6本使用。一応外部電源入力もあり。メードインホンコン。

この当時のゲーム機は乾電池を大量に使用。
分解、分解!
んでもって、例によって、もう我慢できず分解(^^;)。
下の画像が基板の一覧。いまではとんとお目にかかれないような、シンプルなレイアウト。

本当にシンプルなレイアウト。
下の画像が部品の一覧。これまたシンプル。

なんつうか、部品の配置がもうレトロって言う感じ(^^;)。
これが、メインのLSIであるGI社の「AY-3-8500-1」。このLSIさんが、本当に、当時は一世を風靡した。昔は「初歩のラジオ」とか「ラジオの製作」とかでも取り上げられて、キットもばんばん売れまくっていた記憶が。

懐かしの「AY-3-8500-1」。メードイン台湾。
下の画像が電源部。いわゆる三端子レギュレータの「7809」を使用。...実は外部電源の接続テストを行なっている時に、間違ってプラスマイナスを逆に接続してしまい、元々ついていたレギュレータIC(78L09)をぶっ飛ばした(^^;)ので、付け直していたりする。

オリジナルのレギュレータは、ぶっ壊してしまったので代替品として普通の7809を取り付け。
下の画像が電源部分の裏側のコンデンサ。

ちゃんと電解コンデンサも付けていますよ。
パドルの作成
パドルは付いていなかったので、自作する必要あり。但し単純に可変抵抗(ボリューム)を接続するだけなので楽勝気分。しかし肝心の抵抗値が判らない。手持ちの可変抵抗で試すと、250KΩあたりか。
埼玉パーツセンターに行って部品を一揃い購入。
で、さくっと組立て。どうですかなかなかカッコイイ(^^;)でしょ。これを本体にぐさっと挿すわけですな。

丁度良いサイズのツマミを探すのが厄介かも。

まーそれなりに遊べるっしょ。多分(^^;)。
使用感
で、実際のゲームだけど、テレビへの接続がRF接続なために、まずは繋げるのに一苦労(^^;)。
電源投入した瞬間、ん十年前の記憶が一気に甦りましたよ、ええ。涙、涙...
当時はこんなんで本当に面白かった、楽しかった!!...下の画像がテニス。

「テニス」。パドルのどの部分にボールが当たるのかでボールの反射の角度が違うという仕様。
で、下の画像がフットボール。

「フットボール」。ゴールマウスがかなり大きいような気がするのは気のせい?ゴールキーパーとフォワードしかいないっす(^^;)。
...こうなったら、レトロテレビゲームのコレクターにでもなろうかなっと...嘘(^^;)。金ないっす。