NAS三昧!!~LANDISKのセットアップ編

バックアップの最終兵器=NAS?

バックアップについての考察は別の機会に譲るとして、実際問題大容量のストレージを必要としていたのは事実だったりする。

稼動しているパソコン群のデータバックアップは勿論のこと、音楽データ(MP3)やデジカメの画像データは共有化したいと常日頃考えていた。

  • データを保護するのであれば、RAIDを構築する必要があるかも
  • RAIDにするのであれば、容量とか効率面を考えて、RAID1(ミラーリング)よりもRAID5(パリティ付ストライピング)がいいかも
  • パソコンにRAID機能を持たせてもいいけど、常時電源を入れておかなければならないので消費電力がもったいないし、騒音も馬鹿にならないかも
  • データを共有化するのであれば、ネットワーク経由でのデータの共有が必要かも
  • 結論として、専用ストレージ+大容量+RAIDで冗長性確保+ネットワークとなるとNASしかないかも

で、NASといっても色々あるようで、お値段もピンキリ。取り敢えず目を付けたのは...

  • BUFFALOの「TeraStation」シリーズ
  • IO-DATAの「LANDISK」シリーズだったりする

お値段はそれまでのNASに比べ、とても安いようだけど、ソフトウェアRAIDのために速度はそれなり。どうすべぇかと悩んでいたが、ある日アイオーデータのブログで「試してレポートキャンペーン」というキャンペーンを発見。

  • レポートの提出を前提として、「LANDISK Tera(1GB)」をなんと69,800円で購入可能(しかも消費税&送料込み)
  • RAIDレベルはRAID5を基本(750GB)として、色々なモードで設定可能
  • HDDはホットスワップ可能で格好良いデザイン。んでもってコンパクト
  • GigabitLANで高速
  • UPS電源連動での運用が可能(要ファームのアップデート)

...知らないうちに、注文ボタンをポチッとクリックしている俺様がいた(^^;)。

到着&据付け

ほどなくしてブツが到着。到着といっても、突然こういうのが自宅に届くと、家庭内紛争の火種になる恐れが大ありなので(^^;)、会社宛に送ってもらった

で、何日か会社で寝かしてから、夜中にブツを持ち込み。

第一印象としては、「すんげぇちっちぇー」という感じ(^^;)。しかも結構重い。ま、NASと言っても要するに小型のパソコンだし、ハードディスクが4個も入っているんだから重いのは仕方がないとして小さいことはいいことだ。

置き場所には悩んだが、24時間稼動させるので騒音の面から言って寝室兼パソコン部屋には置けない。よって、茶の間に置くことにした。また、静音目的ということでゴムシートをはさんで置くことに。

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会社でしばらく待機していました(^^;)。

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本搾り500mlと同じくらいの高さ。本当に小さい。

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静音目的のゴムシート。単なる気休め?

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隅っこにちょこんと置かれた状態。

電源投入と最初の設定

電源ケーブルとLANケーブルを接続して、早速電源投入。「ぴっ」という音とともに起動を開始。

しばらくして、STATUSランプが緑色に点灯し、起動完了。

設定を開始する。付属のCD-ROMをパソコンに食わして、NAS設定ユーティリティである「Magical Finder」を起動し、ワークグループとIPアドレスの設定。これは当然家庭内LANのセグメントということで。

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起動するとLANDISKを自動的に探してくれるので、それからIPアドレスの設定を行なう。DHCPが好みであればそのままでも問題なし。

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IPアドレス設定画面。アドレスは固定するのが吉?

IPアドレスを設定(固定)すれば、あとはブラウザから各種設定が可能になる。設定したIPアドレスをURLに指定してやれば、設定画面が表示される。

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ブラウザ経由の設定画面のトップ。管理者用の設定ページは別メニューになっている。

ユーザー用設定ページ

ユーザー用設定ページは、基本的に参照する「だけ」であり、具体的な設定は管理者用設定ページで行なう。

どのような情報が参照できるのかは下記の画像を参照。

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システム情報。全般的な情報が参照できる。ファームウェアは1.00のバージョンのまま。

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ネットワーク情報。ネットワークの各種設定情報が参照できる。

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ボリューム情報。RAIDボリュームや外付けストレージの情報が参照できる。

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ログ情報。各種イベントのログ情報が参照できる。

管理者用設定ページ

お次は管理者用設定ページ。設定可能な項目がてんこ盛りになっており、何がなんだかわけわかめ状態(^^;)。

最初に、「共有サービスの設定」を行ない、次に「共有フォルダの設定」を行なうのが大まかな手順。

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共有サービス設定。WindowsやMac、FTP並びにDLNAサーバで共有させることが可能。

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共有フォルダ管理。新規に共有フォルダを作ったり、フォルダごとにサービスの割り当てが可能。

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共有フォルダ管理の変更。アクセス権やサービスの変更が可能。

ここからは、各種設定。

まずは、アクティブリペア設定。内蔵ディスクのメンテナンス(不良セクタ検出及び自動修復)を行なう。要するにWindowsのスキャンディスクみたいなやつ?でスケジューリングも可能。俺様は週一回、月曜日の朝3時から実行。

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アクティブリペアの設定。ディスクのメンテナンスを自動的に行なう。

ディスク省電力。一定時間アクセスがないと、ディスクを自動的にスピンダウンする。俺様は10分後にスピンダウンするように設定。

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ディスク省電力の設定。常時起動であってもディスクを休ませたい時に使用。

メール通知。各種イベントが起こった際に、指定されたメールアドレスにメールを送信する。俺様はシステム温度エラー(温度上昇)及びディスクエラーが発生した場合にメールを送信するように設定。

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メール基本設定。SMTPサーバにはプロバイダのSMTPサーバ名を入力。

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メール通知設定。通知する内容と送信するメールアドレスを設定可能。

システム時刻。俺様は自動的にタイムサーバと同期するように設定。

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システム時刻設定。タイムサーバに同期させるのが簡単かも。

ランプの明るさ。HDDのアクセスランプは青色のLEDなのだが、デフォルトでは明る過ぎ。で、3段階の明るさを設定可能。俺様は一番暗い設定。

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HDDのアクセスランプ(LED)の明るさを3段階に設定可能。

最後に、メロディ。何台もこのNASを設置している場合など、どれがどれだか判らなくなってしまうので、メロディとランプ点滅で設置場所を教えてくれる。映画「STING」の間抜けなテーマが鳴り響く。

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メロディ。こりゃ絶対場所がわかってしまうわなというナイスな機能。

以上、簡単に機能とか設定を紹介したけど、まだまだ紹介していない機能がてんこ盛り(^^;)。

使っていて、現時点で感じていることは以下のとおり。

  • あまり大きなサイズのファイルを流すことはないので、ソフトウェアRAIDであるにも関わらずアクセス速度はそう遅くはない感じ
  • 動作音はかなり大きい。空冷ファンはディスクがスピンダウンしていても常時回りっぱなしで、パソコンを1台動作させているのと同じくらいうるさいかも。ディスクのスピンダウン時の更なる静音化はできないものか?
  • ブラウザ経由のメニューの動作が非常にのろい。ページの切替えにももたつく感じでストレスを感じてしまう
  • DLNAサーバと、使用しているネットワークプレイヤー(BUFFALO LinkTheatre)との相性が良くないっぽい。ていうか、操作性が非常に悪い。むしろDLNAサーバ側の問題か?
  • iTunesサーバの機能が欲しい。GLANTANKには付いていたのに

...なんか、不満が多いような気が。でもこの価格でこの容量だったら、あまり文句も言えない。もっとバリバリ使いこなしてやる予定。

...ていうか、誰かHackしてやって下さい(^^;)。神様、お願いします。俺様はHackできませんので。