不明なデバイスを撲滅してみよう!!
黄色い矢印とか「?」とか
例えば、ハードディスクが初期化されていたり、そもそもハードディスクが無い状態で販売されている中古パソコンをゲットして新しくOSを突っ込もうとする場合に必ずと言っていいほど発生するトラブルは、一部のデバイスドライバが見付からないということだったりする。
親切なメーカーであればその機種専用のデバイスドライバとかをサイトに置いといてくれるのだが、一般ピーポー/企業向けでもない怪しいパソコンの場合はそうもいかないケースがほとんどだったりする。
今回は、俺様がゲットしたパソコンで不明なデバイスドライバが沢山出てきたので、それを撲滅すべく努力しちゃったというお話。
具体的には、富士通製のFMV-TC8210というシンクライアントなのだが、WindowsXPを突っ込んだところ、デバイスマネージャで「その他のデバイス」が大量発生した。

何だか色々黄色いはてなマークが出現(^^;)
- Fingerprint Sensor
- High Definition Aidio バスのオーディオデバイス
- イーサネット コントローラ
- 不明なデバイス
- 不明なデバイス
富士通のサイトでドライバを捜索しても出てこないし、一体どうしたらよかんべぇ?
なにしろ、ネットワークとオーディオのドライバが見付からないからシャレにならないというか、使い物にならないかも。
ドライバ探しの救世主?
そんな時、不明なデバイスの捜索の手伝いをしてくれるというソフトの存在を知った俺様、早速試してみることにした。

あらゆる種類の不明なデバイスの情報とかを教えてくれるソフト、らしい。
ソフトの名前は「Unknown Device Identifier」であり、ここからダウンロードできる。
ダウンロードしてからセットアッププログラムを起動し、普通にインストールしてやるだけで利用が可能。

セットアップは別に気を付けるようなところはない。楽勝。
早速起動してみると、認識されたデバイスがずらりと表示される。
この中で、赤く表示されているデバイスが、ドライバが当たっていないデバイスだったりする。

赤く表示されているデバイスに着目せよ!
赤く表示されているデバイスの内容を更に見てみると、チップ名と詳細な項目が表示される。
ここで重要なのが、PnPデバイスの場合、「PnpID」という項目...ここにベンダのコードとデバイスのコードが表示されている。
ベンダのコードとデバイスのコードはユニークな値が割り当てられているので、これさえ分かれば後は楽勝かも。
実際にはこのプログラムがデバイスを捜索してくれるし、ダウンロードもできる。

PnpIDさえ分かれば、自力でもドライバを探すことができる...はず(^^;)。
ということで、イーサネット コントローラのドライバを無事に突っ込むことができた。
...今まで苦労していたのが嘘のように、超簡単に不明なデバイスのドライバを探すことができる...かなり嬉しいかも(^^;)。

まずは真っ先にネットワークアダプタのドライバを突っ込んだ。
だいたいオッケーかも?
上記の作業を何回か繰り返すだけで、不明なデバイスの数がどんどんと減っていく(はず)。
最終的にご覧のとおり、赤く表示されているデバイスは皆無となった。

結果的に、すべてのデバイスのドライバを当てることができた...ばんざーい。
ま、ここまで来るには当然のことながら紆余曲折があり、不明なデバイスのままでドライバがどうにも見付からなかったやつもあった。

不明なデバイス2個、これが凶悪なデバイスでドライバが見付からない。
が、結局富士通のサイトから無理やり拾ってきた。

Windows2000用のデバイスドライバであり、対象機種にもなっていないのだが。
このデバイスはACPIモード絡みのデバイスであり、WindowsXPで本当に必要かどうかは謎だったりする。

再起動も何もしなくてインストールが完了...本当に大丈夫か?
ということで、デバイスマネージャから見ても不明なデバイスとか、黄色い注意マークがついているデバイスはめでたく撲滅できた。

最初5個あった不明なデバイスを全て撲滅できた!ばんざーい。
他の手段を使ってみる
ところで、「Unknown Device Identifier」でベンダのコードとデバイスのコードさえ分かれば、別の方法でドライバを捜索することもできるっぽい。
具体的には、「The PCI ID Repository」というサイトでコードを入れてやるだけ...かなりの確率でドライバを捜索できるかも → 元々の記事では「PCIDatabase.com」というサイトを紹介していたけど、閉鎖されちまったようなので代わりのサイトのリンクを。画像は差替えしないんでよろしく。

ベンダとデバイスのリストをダウンロードすることもできるので、非常に便利。
ということで、不明なデバイスにお悩みのあなた、是非とも試してみてくれぃ!と痛切に感じた俺様でしたとさ。

ベンダの住所やら連絡先やら、挙句の果てにはデバイスの一覧までが捜索可能だったりする。