Dreamcastを修理してみよう!!

10年(超)選手の栄光と凋落?

1998年11月27日に日本で発売されたDreamcastだが、それからもう13年近く経っているにも関わらず俺様宅の据置型ゲーム機の中で一番稼働率が高いのは謎(^^;)。

ちなみに、稼働率が高い順番は、Dreamcast>任天堂64=Wii>>>PS2といった感じ。

なぜそれほど稼働率が高いのかというと、次男坊と俺様で狂ったように「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」を遊びまくっているからだったりする...1,000回どころか10,000回遊んでも飽きないんだな、これが(^^;)。

ということで、アスカ専用機として現在も活躍しているDreamcastだが、最近何となく調子が悪くなってきたっぽい。

具体的には、

  • 電源を投入
  • オープニングの渦巻きロゴの表示
  • SEGAロゴの表示
  • その他クレジット表示
  • アスカのオープニングムービー再生開始

と通常進むはずなのだが、SEGAロゴ表示のあとにリセットが掛かってしまい、またまたオープニングの渦巻きロゴの表示に戻り、それがループしてしまうというもの。

何度かループすると正常にゲームが始まる場合もあるが、ゲーム中にリセットが掛かってしまい、セーブできていないので最初からやり直しという悲惨な現象が多発。

この、リセットが掛かってしまうという現象だが、調べてみるとGD-ROMディスクを回転させる、いわゆるスピンドルモーターの劣化が原因らしい...光学式ディスクを使用するゲーム機の場合、普通はピックアップが真っ先にいかれるような気もするが、そこはやっぱりセガということで(^^;)。

ちなみに、スピンドルモーターがいかれるというのは、いわゆるブラシモーターのブラシが磨耗して内部でショートし、電圧低下でリセットが掛かったりすることであり、最悪の場合モータードライバ用ICの焼損ということになるっぽい。

モータードライバ用ICの焼損にまで事態が進んでしまうと取り返しの付かないことになるので、やはりここは一発スピンドルモーターを交換し、Dreamcastを復活させてやりたいと思った俺様、交換にチャレンジしてみることにした。

ちなみに、参考にしたサイトはこちら>有難うございました。

ところで、修理の間アスカを遊べないと思うのは早計であり、しっかりと予備機で遊びまくる次男坊&俺様でしたとさ...(^^;)。

スピンドルモーターの取り外し

それでは、例によって分解を開始...DreamcastはPS2とかとは違い、かなり簡単に内部にアクセスできるので、好感が持てる。

まずは引っくり返して4本のネジを外すのだが、そのうちの1本はモデムアダプタ(かブロードバンドアダプタ)を取り外さないと出現しないので注意。

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自分自身に何が起こるのか、まだ知らないDreamcast。

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引っくり返してネジを4本外す。

で、またまた引っくり返して上部ケースを真上に持ち上げると中身が現れる。

次にGD-ROMユニットの取り外しだが、これは3本のネジを外すだけであり、これまた楽勝かも。

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真ん中がGD-ROMユニットで、左側が電源部。

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取り外したGD-ROMユニット。YAMAHA謹製。

取り外したGD-ROMユニットの上の部分をゆっくりと持ち上げてやると、ピックアップユニットがお目見え。

ピックアップユニットにはお約束のフレキケーブルが接続されているので、無理に力を加えて切断、とか断線させないように注意。

ここにスピンドルモーターとシークモーター(ピックアップユニットを移動させるためのモーター)が隠れている。

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とうとう姿を現した2種類のモーター。

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丸いのがスピンドルモーターで、長いのがシークモーター。

それぞれのモーターを良く見てみる...スピンドルモーターには「CJ901U」と記載されているが、検索しても全くヒットしない。

また、シークモーターには「PPN13KA11C」と記載されているが、これは規格コードのようで、割りと良くあるタイプのモーターっぽい。

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謎のスピンドルモーター。

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こちらはシークモーターで、いわゆる小判型タイプ。

それでは、いよいよスピンドルモーターを取り外してみる。

GD-ROMユニットの上の部分を元に戻し、GD-ROMをスピンドルモーターに固定する丸いアダプタ?の両脇にある2本の黒いネジを外してからカバーを外す。

それからアダプタ?を真上に引っ張って外してやるとスピンドルモーターを固定するバネ?のようなものがあるのでそこの2本のネジを外してやる。

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黒いネジを外してからカバーを外す。

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アダプタ?を引き抜いてからバネを外す。

次に、スピンドルモーターを固定している円形の金具のネジを2本外す。

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まだまだネジを外す必要がある。

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取り外した金具。スペーサーで浮かして固定されていた。

最後に、またGD-ROMユニットを引っくり返し、スピンドルモーターの下部を固定している金具のネジを外してからスピンドルモーターに少々力を加えながら引っ張ってやると、ようやくスピンドルモーターを取り外すことができる。

スピンドルモーターは接着剤でガッツリと固定されており、あまり気合で外そうとするとまずいことになるので注意。

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ようやく外れたモーター。黒っぽいのが接着剤。

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ここまでくるのに非常に時間が掛かった...。

後釜探し

ここまででようやくスピンドルモーターを取り外すことができたのだが、一体全体代わりのモーターをどうするのか?という根本的な命題に立ち向かうべく、後釜探しの開始。

...型番で検索しても見付からないし、そもそも10年以上前のパーツは存在自体がアレかと思うので、代わりのモーターの利用を検討してみることにした。

ここで、改めてGD-ROMのスペックを調べてみると、

  • セガとヤマハが共同で開発
  • 容量は最大で1GB
  • 直径はCDと同じ12cm
  • 速度は12倍速っぽい

...これくらいしか分からない(^^;)...だが、ここで注目すべきは12倍速というキーワードかも。

通常のCD-ROMの回転数は、標準速(音楽用CDと同じ1倍速というか等速)で200(最外周)~530(最内周)rpm=150Kビット/秒 なので、12倍速であれば2400~6360rpm=1800Kビット/秒?...なんだか、ものすごく速いんですが(^^;)。

CD-ROMの物理的速度の限界は48倍速あたりで、それ以上の速度だとディスクが遠心力で破壊されてしまうという恐ろしいネタもあるようで、ガクブルだ!!

ただしGD-ROMは転送速度を高速に維持するために、ディスク外周のデータを中心に読むようなので、そんなに回転数は必要ないっぽい。

ということで、普通のDVD用のスピンドルモーターを使えばそう問題はないのでは?と思った俺様、いよいよ捜索を開始することにした。

...スピンドルモーター自体、そうあまり出回っていないアイテムのようだが、モーターといえばやっぱりマブチモーターでありサイトを見てみるといろいろなモーターが目白押し。

その中で「DVDプレーヤー」用かつ「スピンドル用」のモーター3機種、「RF-300EA」/「RF-300FA」/「RF-320EH」に的を絞ってみることにした。

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マブチモーターのサイトにある、音響・映像機器用のモーター一覧。

  • RF-320EHはシャフトが長すぎでボツ
  • RF-300EAは用途が「カーCDプレーヤー/DVDプレーヤー/ゲーム機」というのに対し、RF-300FAは用途が「DVDプレーヤー」のみ
  • 回転数(NO LOAD)はRF-300EAが2200rpmに対し、RF-300FAは3500rpmと高速
  • サイズはRF-300EAもRF-300FAもほぼ同一

最終的に、回転数が少しでも多い方がよかんべぇと、RF-300FAをゲットすることにした...RF-300FAはさらにバージョンが2つあるが、より回転数の多い「RF-300FA-12350」でいってみることに。

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最終的に俺様が目を付けた、マブチモーターのRF-300FA。CD/DVDプレイヤー向け。

入手方法

ようやくスピンドルモーターの目星はついたものの、一体全体どうやって入手したら良いのか?

  • インターネットで捜索
  • 秋葉原のリアル店舗を捜索

...完全な2択だが、秋葉原でこういうモーターを取り扱う店を探す方が面倒なような気もするので、ここはやはりインターネットの恩恵に与ることにしたい。

さすがに国内のサイトではRF-300FAを取り扱っているところは皆無であり、海外のサイトをこまなく調べていたら...面白そうなサイトを発見。

その名も「Yahoo!チャイナモール」→「Yahoo!チャイナモールは、中国で販売されている商品を、日本にいながら簡単に購入できるショッピングサービスです。」というもの。

要するに中国版のYahoo!ショッピングみたいなもんで、お目当てのRF-300FAもいくつかの店でしっかりと取り扱いされていた。

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同じ商品でも店によっては価格が微妙に異なっている...が総じてそれなりに安いかも。

支払はカードでできるが、送料は後払い、というか受取りする際に支払するシステム(ヤマト国際便)だったりする。

その送料が少々お高いのだが、背に腹はかえられないのでポチッと注文...1個だけだと送料がもったいないので、5個注文してみた(^^;)。

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全体的な使い勝手は本家?と同じ感じ。自宅に居ながらにして買い物ができるのは便利かも。

到着&比較

数日が経過し、待望のブツが到着したのでいよいよ交換の開始。

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到着したスピンドルモーター。送料は1,300円程度。

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今回は5個注文してみた。

ここで、サイズとかの比較をしてみる。

モーター自体の高さはオリジナルの方があり、横幅、というか直径は全く同じサイズ。

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今回ゲットしたスピンドルモーター。コンパクトかも。

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高さは右のオリジナルの方がある。

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直径は全く同じサイズ。

モーターを固定というか取り付けする穴はオリジナルより多く開けられており、あまり問題はないように見える。

一番問題になりそうなシャフトの長さだが、オリジナルの方が2mm程度長いかも...ま、長いのよりは少々短い方が何とかなるべぇとポジティブに考えてみることにする。

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右のオリジナルに比べ、取り付け穴が沢山開いている。

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シャフトは左のオリジナルの方がわずかに長い。

問題発生と対処

ところで、オリジナルのスピンドルモーターはシャフトの根元に軸受け?みたいな出っ張りがあり、モーターをGD-ROMユニットに取り付けするための金具はそこの部分をスペーサーで浮かして、シャフトの部分だけを出すようになっている。

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オリジナルは、シャフトの根元が出っ張っている。

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もう一度金具を取り付けてみる。

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2mm~3mm程度浮かした状態で取り付けられている。

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この状態で出ているシャフト長は4mm程度。

この金具をそのまま新しいモーターに使おうとすると、ただでさえ短かいシャフトが更に短くなってしまうことになり、非常によろしくないことになってしまう。

おまけに、新しいモーターは軸受けの部分がほとんど出ていない代わりにオリジナルより直径が大きい出っ張りがあり、このままでは金具をうまく取り付けられないっぽい。

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このままではうまく金具を取り付けられないことが確実。

ということで、この現実にどのように対処すべきか考えてみた。

  • モーターと取り付け用金具は密着して固定できるようにする → 金具に取り付けされている板バネを取り外す
  • シャフトを通す穴を拡大し、軸受けの出っ張りが引っ掛らないようにする

...それでは、早速いってみようか。

まずは板バネの取り外しから。これは単に板バネを真上に持ち上げてやるだけで比較的簡単に取り外すことができる。

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板バネは楽勝で取り外し可能。

次に穴の拡大だが、これはドリルを使うことにする。

リーマとかでやっても良いが、非常に時間が掛かり、かつ疲れることが予想されるので極力避けたいところ。

電動ドリルはあるので、あとはフリードリルを調達して開けるだけ。

金具はサイズが小さく、そのままドリルを使おうとすると危険なために手持ちの端材(スピーカー工作で余ったやつ)にネジで固定してから穴を広げることにする。

結果、ちとサイズが大き過ぎるような気もするが、取り敢えず穴の拡大が完了。

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今回ゲットしたフリードリル。本来はバリ取り用。

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ラワン合板に固定した金具。

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穴の拡大が完了した状態。ちと大き過ぎ?

あとは新しいモーターに金具を取り付けるだけだが、オリジナルのモーターに使われていたネジはスペーサーに対応するために足が長く、そのままでは使えない。

手持ちのネジをガサ入れしてみたが、ちょうど良いサイズのものがなかったの近所のドイトに行き、1.7mmの精密小ネジと、ついでに丸座金をゲットし、金具を取り付けしてみたところ...ばっちりと取り付けることができた!!

ところで、この金具にはモーターの取り付け穴とは別にもう一つだけ穴が開いているが、モーターの側に開いている穴と位置を合わせて取り付けてみた...この方が何となく良さそうな気がしたので。

結果、それでもシャフトの長さがオリジナルに比べ短いのだが、もうどうにもならないので、このままGD-ROMユニットにモーターの取り付けをしてみることに。

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ドイトで購入したネジ。一番短いサイズのものを使用。

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丸座金。これがないとうまく取り付けできない。

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丸座金経由でモーターに取り付けした金具。

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シャフトがオリジナルに比べ、やはり少々短い。

モーターをGD-ROMユニットに取り付けし、GD-ROM固定用のアダプタ?をモーターのシャフトに挿してから、カバーを戻してやると、取り敢えずは準備完了。

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試しにアダプタ?を取り付けしてみたが、問題なし。

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モーターをGD-ROMユニットに固定。

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アダプタ?を再度取り付けし、カバーを戻してやる。

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見た目は全くオリジナルと変わらない(当たり前)。

またまた問題発生

最後にGD-ROMユニットをDreamcast本体に戻してやり、ネジで固定。

で、本体のカバーを戻してネジで固定すれば、一丁上がり...何だかすっげぇ疲れた(^^;)。

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元の鞘に収まったGD-ROMユニット。もう一息だ。

念のため、ストックとして保管していた別の元気な機体を横に並べて、ピックアップユニットのあたりを比較してみると...アダプタ?の高さが明らかにオリジナルに比べ低くなっている。

元々スピンドルモーターのシャフトが短い&アダプタを奥まで突っ込んでいるので当たり前っちゃ当たり前なのだが、ここが低いと

  • ピックアップのフォーカスが合わなくなる
  • 回転するGD-ROMとピックアップユニットが接触してしまい、GD-ROMにダメージを与える/ピックアップユニットを破損してしまうとかのトラブルが十分予想される

これは、アダプタ?を奥まで突っ込まず、適当な高さで止めておいて使えば良いのだが、使っているうちにアダプタ?が沈む可能性があるし、精神衛生上もよろしくないので対策を考えてみた。

いっそのこと接着剤で固定しちまえとも思ったが、後々面倒なことになりそうなので何か使えそうなものはないかと辺りを見回すと...良さげなアイテムを発見。

それは、目の前に転がっていた1本の輪ゴムだったりする...輪ゴムを適当な長さで切って詰めてやればいいんじゃね?

ということで、輪ゴムを適当な長さに切ってアダプタ?に詰めてやり、スピンドルモーターのシャフトに再度挿してみると...非常にいい感じで収まってくれた!

本来であれば器具とか使ってきっちりと高さとかフォーカスとかを合わせたりしたりする必要があるかとは思うが、適当にやっつけてしまうのはやっぱり俺様ならでは(^^;)。

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穴に輪ゴムの切れ端を詰め込んでみる。

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結果、かなりいい感じで固定されたアダプタ。

最後の審判

さて、何だかんだで修理が完了した(らしい)Dreamcastだが、いよいよ試運転の時を迎えた。

試運転に使うゲームだが、アスカを使って何らかの原因でディスクがぶっ壊れたりしたら非常にいやーんな感じなので、取り敢えず人柱として「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産」を使ったのは内緒(^^;)。

ディスクをセットして、カバーを閉じて、Dreamcast前方左側にある電源スイッチをポチッと押す。

...聞きなれたモーターの大きい音が鳴り響き、まずはオープニングのぐるぐる渦巻きの表示&ジングルが鳴り、ゲームの読み込みが始まる。

...無事にゲームが起動した!リセットもしない!これは、うまくいったのか?

そのままゲームを遊んでみたが、どうやら大丈夫そうなので、いよいよメインのアスカの起動にチャレンジだ!

アスカのディスクをセットし、先程とは異なり余裕で電源スイッチをポチッと押す。

...しばらくして、無事にアスカのオープニング画面が表示された...やはりリセットはされなかった...めでたしめでたし(^^;)。

それから3週間ほど経過しており、ほぼ毎日のようにアスカをやりまくっているが、Dreamcast起動時のリセットとかゲーム中のフリーズとかの症状は全く再現せず、まるで何事もなかったような感じ。

ということで、色々と紆余曲折はあったものの、スピンドルモーターの交換という大手術は成功したっぽい...割とコストも掛からず直せたのは非常にラッキーかも。

もしリセットが掛かったりと動作が怪しいDreamcastがあれば、是非ともチャレンジしてみて欲しいと思う俺様でしたとさ。