元祖環七 下頭橋ラーメン
埼玉県戸田市川岸3‐1‐9 太洋荘店舗103
その昔、俺様が社会人になってすぐの頃なんで20ウン年前のこと...俺様は会社の寮に住んでいて、独身貴族っぽい生活をエンジョイしまくっていた。
突然ラーメンが食べたくなり、寮の連中と深夜にわざわざ与野から環七までドライブとか当たり前のようにやっていた。
環七はその当時から色々なラーメン屋が並んでいたが、その中でも俺様の印象に残ったのは板橋区は常盤台の「土佐っ子」だったりする。
- ものすごく暗い店内、つうか屋台っぽい
- カウンターだけど総入替制
- 何色かのマジックで色付けされた割り箸を持たされて順番待ち
- 背油まぶしまくりのギトギトラーメン
...当時、どこにもないタイプのラーメンでありはまっていたが、いつの間にか店名が変わり、味も変わってしまい行かなくなってしまった。
現在では、当時の土佐っ子のメンバーがあちこちの場所でそれっぽいラーメンを作っているようだけど、俺様はやっぱり常盤台の土佐っ子のラーメンが食べたかったりする。
で、今回戸田に「背油をふる土佐っ子の味」というキャッチフレーズの店があるということで、夜中に長男を連れて突撃してみた。
場所は戸田橋のそばにあり、17号を東京方面に向かって右側にあるので大宮からだと一旦東京に入ってから戻ることになる...近くに駐車場がないので路駐したのは内緒(^^;)。
店内は薄暗い感じで全体的に油っぽく、床が滑るかも。
店主一人で切り盛りしているようだが、ラーメンを注文し、カードを眺めながら待つ。
店名の由来は、元祖「土佐っ子」の味は一件の屋台に生まれる。その屋台の場所こそ板橋の「下頭橋」である。「下頭橋の心」をもう一度、「初心にかえる意気込み」だそうな。
しばらくぼけーっと店主がラーメンを作るのを見ていたが、見ているだけで胸焼けがしそうな量の背油を振りかけている(^^;)。
ということで、ようやく下頭橋ラーメンにご対面...すっげぇ懐かしさが込み上げてきた。
そうそう、見た目は確かにこんな感じだったなと、麺を一口すすり、スープ(というか背油)を飲む。
味はまぁ普通の醤油ラーメンかも。
スープはオリジナルに比べて少々コクが薄いような気がする。麺は中細でもちもちした感じ。チャーシューは柔らかくてうまいかも。
さすがにスープは全部飲めないので麺+具だけ完食したが、当時受けたインパクトは全然なくて、普通にいけてる感じのラーメンだった。
しかし長男は初めての体験だったようで、「うんめー」と呟いていた...やっぱり10代とか20代向けのラーメンか?
やっぱりその時代、その場所でないと味わえないものがあるんかなぁと思った俺様でしたとさ。